『ダウントン・アビー』マギー・スミス死去、グランサム伯爵ら共演者が追悼

9月27日、60年以上のキャリアを誇る名俳優マギー・スミスが89歳でこの世を去った。この訃報を受け、グランサム伯爵ことロバート役のヒュー・ボネヴィルや、メアリー役のミシェル・ドッカリーらが尊敬の念をそれぞれ口にしている。

 

イギリスを代表する名優マギー・スミス

イギリスを代表する俳優の一人として知られるマギー・スミス。1956年に映画デビュー後、1969年の『ミス・ブロディの青春』と1978年の『カリフォルニア・スイート』でそれぞれアカデミー主演女優賞と助演女優賞に輝いている。

また、1965年の『オセロ』、1972年の『Travels with My Aunt(原題)』、1986年の『眺めのいい部屋』、2001年の『ゴスフォード・パーク』でもオスカーにノミネートされている。

もちろん、テレビ界でも大活躍し特に『ダウントン・アビー』の先代グランサム伯爵未亡人(バイオレット・クローリー)役では3度のエミー賞受賞を誇る。そのほかにも、2003年の『美しきイタリア、私の家』では風変わりな作家を演じリミテッド・シリーズ部門主演女優賞を受賞した。

『ダウントン・アビー』キャストによる追悼のメッセージ

そんなマギーの代表作の一つである『ダウントン・アビー』のキャストたちが追悼コメントで悲しみを伝えている。

ジュリアン・フェロウズ(『ダウントン・アビー』クリエイター)

マギー・スミスは極めて偉大な俳優であり、彼女の輝かしいキャリアの最後の幕に関われたことは非常に幸運でした。彼女のために脚本を書くことはよろこびでした。繊細で複雑、知的でユーモアがあり、時には心が痛むほどの演技を見せてくれました。彼女と仕事をすることは、私のキャリアにおいて最大の特権でした。マギーを忘れることは決してありません。

ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー役)

マギーは唯一無二の存在でした。彼女のような自由奔放な人を知ることができたのは非常に幸運でした。いなくなってしまうことは非常に寂しく、彼女のご家族に心からお悔やみを申し上げます。

ヒュー・ボネヴィル(ロバート・クローリー役)

マギーと共演した誰もが、彼女の鋭い洞察力、機知、そして並外れた才能を証言するでしょう。彼女はその世代の真の伝説であり、多くの素晴らしい演技で永遠に生き続けることとなります。彼女のご家族に心からお悔やみ申し上げます。

ジョアン・フロガット(アンナ役)

本日、私たちは真の伝説を失いました。アイコニックなデイム・マギー・スミスに対する言葉を見つけるのは難しいです。彼女は先駆者であり、鋭い機知、素晴らしい才能、いたずらっぽいユーモアのセンスを持ち、強大な存在感を放っていました。彼女のカリスマ性は永遠に続くように感じられました(多くの面でそれは続くでしょう)。その根本には、大きな心がありました。ありがとう、マギー。いつも私をサポートしてくれて、親切にしてくれて、その誰にも負けない鋭い機知で何度も私の顔に笑みをもたらしてくれて、そして私たちにその偉大さを見せてくれて。

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『ダウントン・アビー』全6シーズンはU-NEXTで配信中。映画第3弾は、2025年9月にイギリスで公開予定。(海外ドラマNAVI)

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