『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン3へ更新!次の舞台はスペインに

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』に登場したノーマン・リーダス演じるダリル・ディクソンを主人公にしたスピンオフ『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』が、シーズン2解禁を前にシーズン3の制作が決定した。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。

新天地の決め手はサングリア?!

米AMCにて9月29日(日)に解禁される『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン2には「The Book of Carol(原題)」というサブタイトルがつけられており、メリッサ・マクブライド演じるキャロルとダリルの再共演に期待が寄せられる中、シーズン3への更新が決定したとサンディエゴ・コミコンで発表された。

なお、これまでフランスでの物語が描かれてきたが、シーズン3では舞台をスペインに移すとのこと。これに伴い、撮影もマドリードを中心に、ガリシア、アラゴン、カタルーニャ、バレンシア地方などスペインの至るところで行われる予定だという。

前述のコミコンのパネルには、ノーマンとメリッサ、ローラン役のルイ・ピューチ・シグリウッツィというキャスト陣に加えて、ショーランナーのデヴィッド・ザベルと監督・製作総指揮を兼任するグレッグ・ニコテロも登壇。

「シーズン3更新を発表できること、素晴らしいメリッサ・マクブライドのそばで仕事ができることに興奮が収まらない」と話したノーマン。「シーズン2で描かれる物語のいくつかは特に気に入っている。素晴らしいキャストやスタッフのそばで輝くメリッサを見ることは、このキャラクターを演じてきた中で最も楽しい思い出の一つ。俺たちが作っている時に感じたのと同じくらいみんなにも楽しんでほしいし、物語が続くのが待ちきれない」と喜びを露わにした。

一方のメリッサは「これまでダリルとキャロルが目にしてきたすべてからかけ離れた、新たな挑戦にとても感謝している…。それが彼らにとって何を意味するのか、それぞれに何をもたらすのか、離れるのか一緒にい続けるのか…」とファンの期待を煽るようにコメント。「来たるシーズン2では、フランス編でまだ明かされていなかったことがたくさん描かれるし、息をのむようなフィナーレも待ってる。そして今度はスペイン! デヴィッド・ザベルが描く物語がスペイン特有の美しさや個性を最大限に活かしているの。あと数週間で(新シーズンの)撮影に入るけれど、楽しみで仕方ない」とやる気を見せた。

スペインが新たな舞台として選ばれた理由について「なんでかって? サングリアがあるから」と冗談で答えたノーマン。続けてザベルが「これはダリルとキャロルが家に帰ろうとする過程の一部。彼らは驚くべき理由をいくつも経てそこに辿り着くんだ。スペインはフランスと国境が接しているしね。この作品がほかの『ウォーキング・デッド』シリーズと違う点は、ウォーカーがはびこる終末世界に、世界のほかの国々はどのように反応したのか、違う場所での違うインパクトを見せること。アメリカ版にはなかったような新しくてクールなものが見られる」と説明した。

ニコテロも「ヨーロッパを舞台にした理由の一つは、僕たちが知るキャラクターをまったく新しい冒険へと連れ出し、異なる地に身を置かせるため」と話し、「世界を模索し続けることができる機会はどんなものでも、このキャラクターたちにとって素晴らしいチャンス」と慣れ親しんだキャラクターの新たな一面を引き出すロケーションの強みがあると語っている。

シーズン3更新から1ヵ月後、撮影開始

シーズン3のスケジュールは未定だったが、更新が発表されてからおよそ1ヵ月後の8月下旬には、ノーマンとメリッサがシーズン3撮影開始を報告した。

番組公式X(旧Twitter)に投稿された動画に二人が登場し、まずはノーマンが「やあ、みんな!」とスペイン語で挨拶。すると、彼の斜め後ろに立つメリッサも同じくスペイン語で「元気?」と呼びかけた。

「シーズン3をここ、美しいスペインで撮影できるなんて嬉しいよ」とノーマンが続ければ、メリッサが「バモス! 行きましょ!」とスペイン語を交えて彼に語りかけ、「そうだな」と言ったノーマンとともにカメラの向こうへと去っていく。

ノーマンとメリッサはダリル、キャロルとしての服装をしており、シーズン1で別々の国にいた二人がシーズン3ではスペインで一緒に行動をともにするのかもしれない。現地アメリカにて9月29日(日)からお披露目となるシーズン2がどのような展開になるのか、ますます気になるところだ。

『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン1はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety①米DeadlineVariety②英Digital Spy

Photo:『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』©2023 Stalwart Productions LLC.