DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』ユニバースで展開される計画だった米Maxの新作ドラマ『Arkham Asylum(原題)』が、頓挫したことが明らかとなった。
ゴッサムシティの精神病院が舞台
新作ドラマのタイトルとなったアーカム・アサイラムは、バットマン作品でお馴じみのジョーカーやポイズン・アイビーといったヴィランを収容するゴッサムシティの精神病院。
EXCLUSIVE: The planned Arkham Asylum TV series is no longer moving forward at Max.
As Variety exclusively reported in October 2022, Antonio Campos had come onboard to serve as writer and showrunner of the series, which was originally meant to be set within the world of Matt… pic.twitter.com/JhtMThVS9X— Variety (@Variety) July 5, 2024
2020年7月に製作が発表された際、もともと『Arkham Asylum』は、ゴッサム警察の内部事情にフォーカスしたシリーズになる予定だった。ところが、脚本・製作総指揮に決定していたテレンス・ウィンター(『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)が、2020年11月にクリエイティブ面の相違によりプロジェクトを離脱。
続いて、『ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!』のジョー・バートンが脚本に決定したが、ほどなくして降板。その過程でプロジェクトは、ゴッサム警察のドラマから次第にアーカム・アサイラムの番組へ進化していった。
バートンの後任として、『The Sinner -隠された理由-』『ザ・ステアケース -偽りだらけの真実-』などを手がけたアントニオ・カンポスがショーランナーに決定したが、2022年10月にジェームズ・ガンとピーター・サフランが新DCスタジオの共同CEO・会長に就任し、DCユニバースの大刷新がスタート。予定されていた数多くの作品がキャンセルとなった。
『Arkham Asylum』に近しい人物が米Varietyに明かした情報によると、現時点でカンポスのバージョンは前進していないという。しかし、アーカム・アサイラムを舞台にした新プロジェクトが、将来的に開発される可能性はまだ残っているとのこと。
『ザ・バットマン』のマット・リーヴス監督が展開するバットバースは、ガン&サフランが手がける新DCユニバースとは別のエルスワールドに分類され、続編映画『The Batman Part II(原題)』のほか、『ザ・バットマン』に登場したペンギンを主人公に描くスピンオフドラマ『The Penguin(原題)』が待機中。
『Arkham Asylum』が復活となるか、新情報に注目しておきたい。『The Penguin』は、米Maxにて9月に配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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