『サブリナ』クラフト教頭役のマーティン・マルの訃報を受けメリッサ・ジョン・ハートが追悼

1996年から2003年まで放送され、日本でも人気を博した『サブリナ』のクラフト教頭として知られるマーティン・マルが80歳で逝去した。この訃報を受け、サブリナ役のメリッサ・ジョン・ハートがその死を追悼している。

 

娘がInstagramに訃報を投稿

マーティンの娘でプロデューサーや脚本家として活躍するマギー・マルが自身のInstagramアカウントに父親の死について投稿したことがきっかけで明らかになったこの訃報。

「長い闘病の末、父は6月27日に自宅で亡くなったことを心が痛む思いでお伝えします。父は考えうるすべての創造的な分野で優れた才能を発揮し、またレッドルーフインのコマーシャルでも知られていました。父はこのジョークを面白がってくれるでしょう。彼はいつも面白い人でした。妻と娘、友人や同僚、仲間のアーティストやコメディアン、ミュージシャン、そして本当に特別な人物であることを示すたくさんの犬たちからも深く惜しまれています。私は父を心から愛していました」

数多くのTVドラマで活躍してきたマーティン。2016年にはゲストスターとして登場した『Veep/ヴィープ』でエミー賞にノミネート。他にも『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』『ブル~ス一家は大暴走!』、『オヤジ・アタック』などで知られる。ここ数年に出演したドラマには娘がプロデューサーを務める『終わってない! 40代わたしのリスタート』やNetflixシリーズ『グレイス&フランキー』、Apple TV+『アフターパーティー』などがあるが、日本では『サブリナ』のクラフト教頭として馴染みのある人が多いだろう。1997年から2000年に放送されたシーズン2~4まで合計73話に登場した。

サブリナ役メリッサ・ジョーン・ハートのメッセージ

マーティンの訃報を受け、シーズン2第8話「60年代へのトリップ」の時のツーショット写真を追悼メッセージと共に投稿したメリッサ。

「友よ、安らかにお眠りください。素晴らしい #マーティン・マル(クラフト教頭)が私たちの元を去り、永遠の休息につきました。共に仕事をし、彼の膨大な作品に感嘆した素晴らしい思い出があります。『サブリナ』以前のプロジェクトでは#Roseanneや#ミスター・マムで彼のことを知っていました。サブリナのあとも作品は増え続け、ヒットドラマでのゲスト出演やレギュラー出演、さらには映画やアニメーションにも関わっていました。彼はかつて、仕事がなくなることを考えて、与えられた全てを引き受けていると言っていました。この業界では急に仕事がなくなることが多いからです」

メリッサは続けて、「でも、マーティンは絵を描いたり、手で物を作ったりするのが好きなアーティストであり、ミュージシャンであり、素晴らしい人間でした。彼を知ることで私はより良い人間になれました。いなくなることは寂しいですが、彼がここにいたことでこの世界は恩恵を受けました。マーティンの家族と友人たちに深い哀悼の意を表します。私の家に飾られているマーティンのアート作品をこれからも大切にしていきます!」

メリッサのほかにもリンダ・カーター(『ワンダーウーマン』で共演)、モンティ・パイソンのエリック・アイドル、マイケル・マッキーン、マイケル・デ・バレス(映画『殺人ゲームへの招待』で共演)(『Roseanne(原題)』で共演)らが哀悼の意を表した。

(海外ドラマNAVI)

Photo:メリッサ・ジョーン・ハートInstagramアカウント@melissajoanhartより