ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブも参加の『マンボ・マン』7月26日(金)より配信開始

世界各国132の国際映画祭・映画賞にノミネートされ、最優秀長編映画賞・監督賞・歌曲賞など多数受賞した『マンボ・マン』(原題:MAMBO MAN)。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブも参加した話題作がキューバ革命の記念日7月26日(金)より配信スタートとなる。

キューバの豊かな⽂化遺産を真正⾯から描いた、キューバへのラブレター

30年以上にわたりキューバ音楽に情熱を捧げるイギリス人のラテン音楽プロデューサーであり写真家のモ・フィニと、キューバ人の音楽作曲家で音楽プロデューサーのエデシオ・アレハンドロが共同監督を務めた感動作『マンボ・マン』。

本作はフィニ監督の友人で才能あるキューバ人ミュージシャン、フアン・カルロスの魅惑的な実話を基に制作。キューバでの複雑な生活を切り抜けながら、どんな困難にも負けず音楽への情熱を追い求めるJCを、キューバ人の人気俳優エクトル・ノア(『MARIPOSAS 独裁と蝶たち』)が演じる。

『マンボ・マン』あらすじ

舞台は、キューバ革命から半世紀以上経った後で西洋と米ドルを歓迎している2017年のキューバ。共産主義に生まれたJCは、地元の音楽プロデューサー兼プロモーターであり、農民であり、知恵と想像力で生きる小商人。家族と小さな"仕事仲間"を養い、地元の"ゴッドファーザー"としての地位を維持するため、身の丈を超えた生活をしている。遅れて降った雨で農作物が危機に瀕したとき、JCはコンサートを開催する一方で、豚のえさを調達し、給水ポンプを修理し、イギリス人音楽観光客の一団をもてなすという仕事をこなさなければならなかった。その過程で、裏切りや失恋もあるが、JCの軽妙な人柄の裏には思いやりがある。彼はただ、友人や家族を養い、今にも人生を狂わされそうな不安定な生活から抜け出したいだけなのだ。思いがけない電話から大金を手にするチャンスを得た彼は、できれば人生をより良いものに変えたいと、必死の現金探しに乗り出す――。

サントラにはブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブも参加

サウンドトラックには、ヴィム・ヴェンダース監督によるドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』で広く日本に知られたバンドで、グラミー賞受賞のエリアデス・オチョアをはじめ、オマーラ・ポルトゥオンド、フアン・デ・マルコス・ゴンザレス&アフロ・キューバン・オールスターズら、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのメンバーが参加。伝説のミュージシャンのカンディド・ファブレやデヴィッド・アルバレスなど名だたるミュージシャンの演奏をバックに、マンボの精神を見事に表現している。

今作は、説得⼒のあるストーリーテリングと映画の⿎動を形成する魂を揺さぶる⾳楽により、ニューヨーク・インディペンデント・シネマ・アワード、ハリウッド・ベスト・インディーズ映画賞、インディーフェスト映画賞、ブエノスアイレス国際映画祭、マドリード国際映画祭、ダンボ映画祭、パナマ国際映画祭など132の国際映画祭・映画賞にノミネートされ、ロンドン映画賞で最優秀⻑編映画賞、メキシコシティ国際映画祭で最優秀⻑編映画賞、ローマ国際映画祭で最優秀男優賞、ハリウッド・ゴールド・アワードで最優秀⻑編映画賞・編集賞・歌曲賞・男優賞するなど50以上の賞を受賞。

この珠⽟の映画を動画配信サービスに提供することで、映画製作者たちはキューバ⽂化の美しさと回復⼒を世界中の観客と共有することを⽬指している。

『マンボ・マン』 は7⽉26⽇(⾦)よりAmazon Prime Video、Apple TV、Google Play にて配信開始。(海外ドラマNAVI)

Photo:『マンボ・マン』© 2022 Mambo Man © Mo Fini