人気ゲームをもとに、2000年代にアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化されたことでも知られる『トゥームレイダー』のドラマ化が決定した。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。
キャスティングはこれから
美しきトレジャーハンター、ララ・クロフトの冒険を描く『トゥームレイダー』。この度、正式に発表されたAmazonによるドラマ化には、女優・脚本家・プロデューサーとしてマルチに活躍するフィービー・ウォーラー=ブリッジが関わる。
「もしも10代の頃の自分がこんなことが起きると聞いたらおかしくなると思います。『トゥームレイダー』は私の人生において大きな存在で、素晴らしい情熱を持った方たちとともにドラマとして描けることを信じられないほど光栄に感じています。多くの人にとってそうであるように、私にとってもララ・クロフトは大きな意味を持っていて、この冒険に乗り出すのが楽しみでなりません」とフィービーは話している。
自身の独り舞台をドラマ化した『Fleabag フリーバッグ』を皮切りに、『クラッシング』『キリング・イヴ/Killing Eve』でクリエイター、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』には脚本家として参加するなど、近年幅広く活動しているフィービー。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』には俳優として参加していたが、本作では脚本を執筆するほか、製作総指揮も務めるという。Amazonで根強いファンを持つ『Fleabag』の生みの親だけに期待が高まる。ちなみにキャスティングはまだ行われておらず、フィービーが出演も兼ねるかどうかは明らかになっていない。
『トゥームレイダー』といえば、アンジェリーナ主演で2001年・2003年に2本の映画が作られたほか、2017年にはアリシア・ヴィカンダー(『リリーのすべて』)主演で『トゥームレイダー ファースト・ミッション』も製作された。Amazonが『トゥームレイダー』のユニバース化に力を入れていることは昨年1月に報じられており、今回の実写シリーズはその一部となる。
『トゥームレイダー』のIPを持ち、Netflixで今年配信されるアニメシリーズ『Tomb Raider: The Legend of Lara Croft(原題)』を手掛けたdj2 Entertainmentのドミトリ・ジョンソンもドラマ版の製作総指揮に名を連ねる。
Amazonでは、ニコラス・ケイジ主演で「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の実写ドラマ『Noir(原題)』の製作も同時期に決まっている。これまでにもアカデミー賞を多数獲得した『ロード・オブ・ザ・リング』やジャック・ライアンが主人公の映画シリーズといった有名作品をドラマ化しており、業界全体で脚本付きドラマの製作本数が縮小傾向にある中、気合が感じられる決定と言える。
アンジェリーナ主演の『トゥームレイダー』シリーズ2作はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)で配信中。(海外ドラマNAVI)
'Tomb Raider' Series From Phoebe Waller-Bridge Greenlit at Amazon https://t.co/ZDN9qiSQTO
— Variety (@Variety) May 14, 2024