松岡禎丞、小松未可子、竹内力も登壇!『猿の惑星/キングダム』ジャパンプレミア

映画史に残る名作映画『猿の惑星』の“完全新作”として描かれる『猿の惑星/キングダム』(配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)が、いよいよ5月10日(金)より公開される。それに合わせて、監督とプロデューサー、日本語版声優が登壇したジャパンプレミアが8日(水)に都内で開催された。

「心が張り裂けそうなくらいに痛くなりました」

2010年代に公開されたリブート版3部作も記憶に新しい『猿の惑星』シリーズ。『猿の惑星/キングダム』の舞台は、現在から300年が経ち、人類と猿の立場が完全に逆転して、猿が独裁支配を目論む衝撃的な世界。秘密を抱えた人間と若き猿が、世界を変えるため、猿の独裁にともに立ち向かう。圧倒的なスケールで描かれる<猿&人間>VS<猿>の衝突と、待ち受ける衝撃のラストとは…!?

ジャパンプレミアに登壇したのは、「ゼルダの伝説」実写版映画の監督に抜擢されたことでも知られるウェス・ボール監督と、プロデューサーのジョー・ハートウィック、そして松岡禎丞、小松未可子、竹内力という豪華日本語版声優たち。

猿の惑星/キングダム
左より、竹内力、プロデューサーのジョー・ハートウィック、ウェス・ボール監督、小松未可子、松岡禎丞
 

往年の人気俳優チャールトン・ヘストンが主演した1作目は1968年と、フランチャイズ作品として『スター・ウォーズ』や『エイリアン』よりも長い歴史を誇る『猿の惑星』シリーズ。そんな長寿シリーズに参加したことには声優陣も喜びを感じており、竹内が「自分が子どもの頃に観て衝撃を受けたあの1作目から50年以上続いているこの世界的な作品に携わることができて、大変嬉しく思います」と言えば、小松も「自分の成長とともに新しく出てくる『猿の惑星』を見てきた人生だったので、今回参加できて非常に光栄に思っております」とコメント。

竹内と小松は自分たちが担当したキャラクターについても言及。人間ノヴァの声を担当した小松は、「ノヴァの賢さ、運動神経の良さ、随所の眼差しから感じられる意志の強さなどが非常に魅力的なんですけれども、彼女の持っている秘密が賢さに繋がっていたりと、本当に魅力の詰まった人物なので目を凝らしてよく見ていただけたら嬉しいです」とその魅力を熱弁。巨大な帝国<キングダム>を築こうと目論むプロキシマスを演じた竹内は、「威風堂々とした立ち振る舞いに、まさにラスボス感を感じました。そのキャラクター性を損なわないよう全身全霊で吹替を担当させていただきました」とカリスマ性あふれる悪役への思いを明かした。

そんな中、主人公である若き猿ノアの日本語版声優を務める松岡がサプライズで登場! 「直前まで仕事だったから間に合うかな~と思ってたんですけど、間に合って良かったです」と、忙しいスケジュールにもかかわらず急遽駆けつけてくれた。ある日突然、プロキシマスたちに大切な家族と村を奪われた青年ノアは、「我々にとっての新たなシーザー(リブート3部作の主人公)」(ハートウィック)。そんなキャラクターについて松岡は、「とあるシーンで涙が止まらなくなったことがありまして、心が張り裂けそうなくらいに痛くなりました」と、吹替をする中でノアに強く共感していたことを回想。

声優陣が揃ったところで、それぞれのお気に入りの台詞を披露する一幕も。まずは小松が迫力たっぷりにノヴァの台詞を言って会場を大いに沸かせたことで、続く松岡は「やりにくい」と苦笑しながらもノアの心情あふれる台詞を再現。最後は、竹内が身振りも交えて、予告編でも使われている「なんて素晴らしい日だ!」というプロキシマスの台詞を発した。

猿の惑星/キングダム
身振りも交えてプロキシマスの台詞を発する竹内力
 

彼らの演技を真横で目撃したボール監督は、「最高だよ! 本当にワクワクするね。吹替版で見てみたい! パーフェクトなキャスティングだよ」と太鼓判を押している。

イベントの終盤には、来日した監督とプロデューサーを日本らしい形でおもてなし。ノア、プロキシマスらのデザインが施された福岡県指定伝統工芸品の今宿人形を「どんな作品にも勝る(マサル)!」という願いとともに、声優陣が手渡した。猿のお面を受け取った監督とプロデューサーは興味津々の様子で、ボール監督はお面を顔に被せながら「すごく嬉しいです! 僕は日本が大好きなのでこの素敵なプレゼントに感動しています! オフィスの壁に飾ります」と大きな喜びを見せた。

猿の惑星/キングダム
今宿人形の小型版を持つ小松
 

そんな監督が最後に作品についてメッセージ。「今回の作品は、スペクタルな冒険と衝撃の真実が共存した作品になっていると自負しています。感動し心動かされるテーマが含まれているので、観た後に話したくなる魅力もありつつ、最高峰のVFXを用いた素晴らしい映像で衝撃的な劇場体験を味わえる作品にもなっているので楽しんでいただきたいです。また、物語は普遍的なものになっているので、国境を越えて愛される作品になると嬉しいです。一つだけお願いです。どうかこれから作品を見る人のために“ノー・ネタバレ”でお願いします」と、日本語も交えて述べた。

すべてを掌握しようとする独裁者プロキシマス・シーザーに反旗を翻すため立ち上がるノアとノヴァ。だがノヴァは、猿たちの知らない重大な“秘密”を抱えていた…。種を超えたその団結は、狂気の支配を止めることができるのか。それとも、圧倒的力に飲み込まれてしまうのか。<猿&人間>VS<猿>という新たな衝突の先に待ち受ける、この惑星に隠された驚くべき真実とは…!? 『猿の惑星/キングダム』は5月10日(金)より劇場ロードショー。

(海外ドラマNAVI)