【ネタバレ】『ウォーキング・デッド』リック&ミショーンのスピンオフに出た本家キャラ、復帰を語る

大ヒットサバイバルドラマ『ウォーキング・デッド』のリックとミショーンを主人公にした新たなスピンオフ『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』に、別の本家キャラクターが登場した。その人が出演の経緯や役作りについて語っている。米Entertainment Weeklyが伝えた。(※本記事は『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』のネタバレを含みますのでご注意ください)

本家の最終シーズン以来にゲイブリエルが登場

『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』第5話「どちらの私」で『ウォーキング・デッド』ユニバースに戻ってきたのは、ゲイブリエル役のセス・ギリアム。本家のシーズン5で初登場し、120話以上に参加した彼が「どちらの私」ではオープニングから姿を見せ、ファンを驚かせた。

ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ

ゲイブリエルは本家時代から関係のあったジェイディス/アン役のポリアンナ・マッキントッシュのフラッシュバックに登場。CRM(市民共同体軍)の兵士となった彼女だが、誰にも内緒でゲイブリエルに年に一回会いに来ているという設定だった。

本家のシーズン11以来、数年ぶりにゲイブリエルを演じたセスは、『ウォーキング・デッド』シリーズのスコット・M・ギンプルからある日もらった電話で出演を切り出されたと経緯を説明。「スコットは誕生日プレゼントをくれたり、別に要件はなくても定期的に連絡してくれるような思いやりのある人だから、最初はそういう連絡だと思ったんだ。それで近況報告などを1時間半くらいしていたら、彼が“こんなアイデアがあるんだ”と切り出して、アン/ジェイディスとゲイブリエルのストーリーを語り始めた。『ウォーキング・デッド』ユニバースにゲイブリエルを呼び戻すにはクールなやり方だと思ったよ」

ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ

セスが参加したシーンは、同シリーズのメインの撮影地であるジョージア州ではなくニュージャージー州で撮影されたため、ニューヨーク州在住の彼は飛行機ではなく車で移動し、撮影した日の夜には自宅のベッドで寝ることができた。また、彼が今回共演したのはアン/ジェイディス役のポリアンナ・マッキントッシュだけだったが、リック、ミショーン役のアンドリュー・リンカーン、ダナイ・グリラとは会えない代わりにテキストメッセージをやり取りしたという。

数年ぶりにゲイブリエルを演じるにあたって、脚本を読んだ時にはその世界観を捉えるのに少し時間がかかったセスだが、実際に現場に戻るとすぐにかつての感覚を取り戻すことができた。「スタジオ入りしてなじみの衣装部門に向かい、外見をゲイブリエルにすると、もう違和感は感じなかったよ」

「ゲイブリエルはほとんど話さない。彼はアンのためにそこにいるんだ。彼女は、ゲイブリエルに対してだけ、本当の自分を見せることができる。彼は、年に一回会って、彼女がまだ自分を保っていると確認できることに満足している。彼女の勇敢さと彼の優しさが現れたシーンだね。彼らが再び交流する姿を描けたのは美しいことだと思う」

ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ

ジェイディス/アン役のポリアンナとの再共演も楽しんだようだ。「素晴らしかった。ポリアンナのことが大好きだよ。彼女の役に対する解釈の仕方、エネルギー、志や創造性が好きなんだ。だからこそ、スコットから出演シーンの共演相手は彼女一人だと聞いた時にワクワクした。ポリアンナとまた一緒に仕事ができるなんて思わなかったよ」

精神的に追い詰められたアンから銃を向けられつつも生き延びたゲイブリエル。彼がシリーズにまた登場することはあるのだろうか?「『ウォーキング・デッド』ユニバースにおけるゲイブリエルの旅路はまだ終わっていないことを祈っているよ。でも、もしこれが終わりだとしたら、満足のいく終わり方だと思う」とセスは述べている。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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