物議を醸したリアリティショー【5選】

愛を賭けて競ったり、お金のために難題に挑んだり、はたまた趣味の延長線上のような番組など、リアリティ番組にはそれぞれに視聴者を引き込む魅力がある。しかし、なかには不快なだけで終わってしまう番組もあり(もちろん見る人によるが)、シーズンの途中で打ち切られることも。今回は、そんな物議を醸したリアリティショーをご紹介。(米Entertainment Weeklyより

『Dating Naked(原題)』 (VH1/2014–2016年)

タイトルから察せられるが、おそらくVH1史上最も気まずく、そして物議を醸した番組だろう。このブラインド(しかし、完全に露出している)デート番組では、参加者はさまざまな形で「障壁を取り除く」ことができる。ホストを務めるのはエイミー・パフラス。各エピソードでは、男女が人里離れた熱帯の島に滞在する。男女は3人の異なる相手とヌードデートを重ね、最終的に誰と繋がりを感じられたかを判断する。参加者たちは最後に服を着ることになるが、見知らぬ人同士が裸で対面する様を1時間近く見るのは、耐えられないものがある。――テイラー・ウェザビー(編集者)

『I Wanna Marry Harry(原題)』 (Fox/2014年)

当時独身だった英国王室のハリー王子が本当に出演したわけではなく、目を細めて見ればハリー王子に似ていなくもない、マシューという名前の平凡なイギリス人男性を用意し、彼と結婚したい女性たちを競わせる、という企画内容の番組。王室を模した華やかさを演出した一方で、ごく普通の驚くほど退屈なデート番組だった。――ヒラリー・ビューシス(編集者)

※ちなみに、同局では2003年に『Joe Millionaire』というリアリティ番組を放送。これは億万長者の独身イケメン男性と結婚したい女性たちが競い合うが、実は男性は億万長者ではなく一般的な労働階級で、最後に選ばれた女性がそれを知っても彼を受け入れた場合、二人には賞金100万ドルが贈られるという内容で、『I Wanna Marry Harry』はもこれに似た要素を感じる。

『Next(原題)』(MTV/2005–2008年)

『Next』はマッチングアプリTinderの実写版のような番組で、例えば女性参加者がメインの場合、そのデート相手の候補となる男性5人がバンに乗せられて待機。一人ずつ女性とデートをして時間を過ごすが、女性は相手に飽きたら「NEXT!」と言うことができ、次の相手と会うことができる、というシステム。参加者の男性は、女性とコミュニケーションを取った時間分の賞金をもらうか、2回目のデートに行くかを選ぶことができる。しかし、みんないつもお金を取る。そういう人たちを見るのに、時間を費やしたいとは思わないだろう。――イザベラ・ビエデンハーン(編集者)

『Outback Jack(原題)』 (TBS/2004年)

『Outback Jack』は、12人の女性がドレスアップして豪邸に集められるも、すぐにオーストラリアの奥地に飛ばされ、元下着モデルの男性ヴァディム・デールの愛を奪い合う企画。ヘビやサソリのような野生生物が当たり前に出てくるが、この番組はその環境下でのデートを退屈なものにするという難題を達成した。――ケイシャ・ハチェット(編集者)

『Born in the Wild-野生に生まれて-』 (Lifetime/2015年)

これまでで最も無責任なリアリティショーともいえるこの番組は、現代医学の力に頼らず、大自然の中で出産することで、より“自然な”出産を体験したいと願うカップルの姿を記録したものだが、医療の専門家からは非難された。というのも、前近代的な出産プロセスは、乳児死亡率を大幅に上げてしまう可能性があるからだ。番組で感じるハラハラ感が、母子の健康を心配する視聴者の気持ちによるものだとするならば、どうしてこの番組が許可されたのか疑問に思わざるを得ない。――ジェームズ・ヒバード(ジャーナリスト)

『Born in the Wild-野生に生まれて-』はU-NEXT(ユーネクスト)Hulu(フール―)Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)にて配信中。

(海外ドラマNAVI)