スティーヴン・アメル、自殺した『ARROW/アロー』スタッフの遺族への支援を呼びかけ

ストライキ期間中に自殺で亡くなった『ARROW/アロー』スタッフの遺族のために、スティーヴン・アメルが支援を呼びかけている。米Deadlineが伝えた。

ストライキが影響?妻子を遺して…

「デイヴ・マクリーンは、『ARROW』で全8シーズンにわたって一緒に仕事をしたことで、僕にとっては友人というだけでなく家族のような存在でした」と語っているスティーヴン。米CWのアメコミドラマにスタッフとして携わっていたマクリーンは10月に自ら命を絶った。

バンクーバーを拠点にしたジェネレーター・オペレーターだったマクリーンは、2012年から2020年まで『ARROW』の照明部門に所属。そのほかにも、『LUCIFER/ルシファー』『ナンシー・ドリュー』など様々なドラマの撮影に関わっていた。二人の子どもの父親でもある50歳の彼は今年10月、ブリティッシュ・コロンビア州の自宅に帰ってこなかったそう。10月13日に家族が失踪届を提出し、その8日後に遺体が発見された。

11月下旬の感謝祭の前に、スティーヴンはマクリーンの遺族とともに、資金調達サイト「GoFundMe」で支援を募り始め、目標額をカナダドル5万ドル(約540万円)と設定。これまでに3万弱(約324万円)ほどが集まっている。

スティーヴンは今週初めにSNSにアップした動画の中で、マクリーンの訃報を伝えるとともに遺族への支援を呼びかけた。「完全に避けられたはずの理由で、デイヴはあまりにも早くこの世を去ってしまいました。いかなる支援も助けになります。この投稿を拡散することでも助けられるのです。なぜならメンタルヘルスは、私たちみんなが話し合うべきことだからです」

Deadlineによれば、ハリウッドでおよそ半年にわたって続いたストライキの影響で、米カリフォルニア州ではおよそ65億ドル(約9620億円)の経済的な打撃を受け、4万5000以上の職が失われたという。約85%がハリウッドから来る案件で構成されており、9万近い人々がそれ関連の仕事をしているカナダのブリティッシュ・コロンビア州への影響も色濃かったようだ。

ストライキ中に自ら命を絶ったのはマクリーンだけでなく、バンクーバーの製作コミュニティで少なくとも3、4名確認されている。この理由の一つとして紐づけられているのが、長期にわたる仕事の停止により数ヵ月間の失業状態にあったことのストレス。情報筋によると、ロサンゼルスでも同じような例が見られるとのことだ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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Photo:『ARROW/アロー』ARROW and all related pre-existing characters and elements TM and © DC Comics. Arrow series and all related new characters and elements TM and © Warner Bros. Entertainment