11月にイギリスで放送される長寿SFドラマ『ドクター・フー』の60周年記念番組のリリース日が発表となり、新たな予告編も公開された。米Varietyらが報じている。
3つのスペシャルエピソードが11~12月に放送
3つのスペシャルエピソードからなる本作は、最初のスペシャル「The Star Beast(原題)」が11月25日(土)に、「Wild Blue Yonder(原題)」が翌週の12月2日(土)、そして「The Giggle(原題)」が12月9日(土)にそれぞれ英BBCで放送、Disney+にて配信される。
公式概要によると、記念すべき本作は、14代目ドクター(デヴィッド・テナント)とドナ・ノーブル(キャサリン・テイト)が再会し、これまでで最も恐ろしい悪役、トイメーカー(ニール・パトリック・ハリス『ママと恋に落ちるまで』)と対決するとある。トイメーカーは、1966年、ウィリアム・ハートネルの初代ドクター時代に初登場した、歴史ある宿敵。ドクターをコンパニオンから引き離し、子どもじみているけれど危険なゲームを強制するというキャラクターだった。今回のスペシャルでは、実に57年ぶりに、『ドクター・フー』初出演となるニールによって、復活を遂げる。
キャスト&スタッフ
ファンの多いデヴィッドが2005年から2010年まで演じた10代目ドクターは、過去の『ドクター・フー』シリーズの中でも最高の一人とみなされている。
そしてこの度、彼は14代目ドクターとしてこの人気シリーズに戻ってくる。その他のキャストには、ローズ・テンプル・ノーブル役のヤスミン・フィニー(『HEARTSTOPPER ハートストッパー』)、ミープの声役のミリアム・マーゴリーズ(『ザ・ウィンザーズ』)、シャーリー・アン・ビンガム役のルース・マデリー(『2034 今そこにある未来』)、ケイト・レスブリッジ=スチュワート役のジェマ・レッドグレーヴ(『名犬ラッシー』)らがいる。
この長寿SFアクション・アドベンチャー・シリーズは、1963年から英BBCで放送されている。『ドクター・フー』の最新シーズンは、『セックス・エデュケーション』でブレイクしたンクーティ・ガトワが15代目ドクター役で出演し、2024年に放送される。
本作は、バッド・ウルフとBBCスタジオによって制作されている。売れっ子クリエイター、ラッセル・T・デイヴィースが再びショーランナー、脚本家、製作総指揮を務める。本シリーズのシーズン1から4まで手がけたフィル・コリンソン、ジョエル・コリンズ(『ダーク・マテリアルズ』)、ジュリー・ガードナー(『ゲッティング・オン』)、ジェーン・トランター(『メディア王 〜華麗なる一族〜』)も製作総指揮を務める。記念特番の脚本はラッセル・T・デイヴィス、監督はレイチェル・タラレイ(『シャーロック』)、トム・キングズリー(『ゴースト〜ボタン・ハウスの幽霊たち』)らが担当。(海外ドラマNAVI)
Photo:参照元:Variety