『ストレンジャー・シングス』に多大な影響を与えたスティーヴン・スピルバーグ作品とは?

Netflixの人気SFミステリーアドベンチャードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は、『グーニーズ』や『ゴーストバスターズ』など80年代の映画へのオマージュが満載だ。しかし、クリエイターは最も影響を受けた映画として、2010年代に公開されたスティーヴン・スピルバーグ製作によるSFアドベンチャー映画を挙げている。

映画『SUPER 8/スーパーエイト』から受けた大きな影響

米ポッドキャスト番組『Happy Sad Confused(原題)』に出演したダファー兄弟は、『LOST』でクリエイターを務めたJ・J・エイブラムスが監督を務め、スピルバーグが製作で参加した2011年の公開映画『SUPER 8/スーパーエイト』から大きなインスピレーションを受けたと明かした。

この映画の舞台は、1979年の夏。オハイオ州の田舎町に暮らす少年ジョーが8ミリカメラを手に家を抜け出し、仲間5人と合流して遊んでいたところ、列車の脱線事故に遭遇する。ジョーのカメラは、大破した列車から飛び出した“何か”を偶然映し出していた。現場の回収のために軍が到着するが、その日以来、町では次々と不可解な事件が起こり始め、軍が隠蔽しようとしていた“何か”の実態が明らかになっていく…。

誠実かつ冒険的な、家族のストーリー

時代設定やプロットなど、すべてが『ストレンジャー・シングス』を彷彿とさせる『スーパーエイト』から受けた影響について、こうダファー兄弟は語っている。「僕たちは、皮肉っぽくなくて誠実かつ冒険的な、家族のストーリーを取り戻したかったんです。『スーパーエイト』以外では誰もやっていなかったからね。『スーパーエイト』は1作のみで、大好きだったけど忘れさられてしまった。誰もやらないような作品でした。自分には、こういうストーリーテリングに対する貪欲さがあった──と思いたいし、こういう物語を作りたいという意欲を維持することが何よりも大切だと思っています」

ダファー兄弟は『スーパーエイト』から、40年近く前の田舎町や少年少女たちの友情、当局の介入、家族の絆、SFホラーといった数多くのDNAを受け継ぎ、『ストレンジャー・シングス』の骨格を組み立てていったようだ。この機会に、クリエイターが大きな影響を受けたという映画を観賞して比較してみてはどうだろうか。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は更新されたシーズン5がファイナルとなり、Netflixにて2025年にデビューの予定。シーズン1~4は配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:©Courtesy of Netflix