『ウィッチャー』ヘンリー・カヴィル、過酷なアクションシーンの舞台裏動画が公開!

ヘンリー・カヴィルにとって最終シーズンとなる『ウィッチャー』シーズン3は、第5話までNetflixにて配信中。本作のダイナミックな戦闘シーンに備えるヘンリー・カヴィルのトレーニング中の舞台裏動画が公開された。

スタントコーディネーターがアクションシーンを解説

本作でスタントコーディネーター兼2ndユニット監督を務める、ヴォルフガング・シュテーゲマンがダイナミックな戦闘シークエンスを米EWに解説。

シュテーゲマンは、シーズン3でゲラルトとイェネファーがシリを囮にして追っ手をおびき出す、“シーラウェッド”での場面のアクションを説明した。

「(シーズン1の)ブラビケンの戦いを繰り返したくはなかったし、異なるスタイル、異なるダイナミックさ、異なるトーンにする必要があったんだ。ヘンリーはいつも私たちと一緒にいて、シーンの振り付けをし、スタント・チームと一緒に動いているんだ」

このシークエンスを撮影するために、セットで撮影する前のリハーサルの段階ですでに90回以上は練習しているだろう、とはシュテーゲマンは言う。「約1カ月練習したあと、そのシーン全体を実際のロケセットに合わせるんだ」

ヘンリーは、「人生のすべてを捧げている」

また、ヘンリーについては、「彼は非常に優れているので、自分がどの方向に進み、相手がどこから近づいてくるかを把握して、"相手が向こうからやってきたら、次はこうするんだ"とすでに考え始めている。こうして振り付けを組み立てていくんだ」と彼は続ける。

また、「彼はこのシーンに全身全霊を傾けて、人生のすべてを捧げているんだ」とも話す。

その結果、まるで竜巻のように、ヘンリーが真ん中にいて、カメラが彼の周囲を回りながら、襲撃者の猛攻を食い止めるという映像が出来上がった。

完成した“シーラウェッド”のシーンは、こちら。

観客はその場にいると感じられる

「カメラは戦いの中に生きているんだ。だから、観客は(シーンに)参加していると感じることができる。それは、このシーンを厄介なものにしているんだけどね。なぜなら、戦いの流れを邪魔するほど近づくことはできないが、その渦中にいる感覚を作り出さなければならないんだ」

「カメラマンも戦いの一部で、彼はファイターなんだ。彼は自分自身を見ていなければならないし、スタントマンやヘンリーも彼を見ていなければならない。どちらかが機能していないと、正しく見えないんだ」と話す。

また、シュテーゲマンはヘンリーを"第2の格闘振付師"と考えているそう。

「ヘンリーは超几帳面で、彼の情熱はまさに傑出している。彼は完璧を求めるから、私はそれが大好きなんだ。私が“素晴らしかったよ”と言っても、彼は“え、もう1回やろうよ”って言ったんだ」

また、ヘンリーがよくスタント・チームを手伝っていたことも付け加えた。「彼は、スタントマンたちのためにマットなどの機材をセットの中に運んでいたよ」

ヘンリー降板前最後の『ウィッチャー』シーズン3第6~8話は、7月27日より配信スタート。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ウィッチャー』© 2023 Netflix, Inc.