あの作品もエミー賞対象外!出来が良くてもノミネートに入らない理由とは

今年も海外ドラマファン注目の祭典、エミー賞がやってくるが、もしかしたらあなたの好きな作品は素晴らしい出来にもかかわらずノミネートされないかもしれない。

新シーズンでなく1年前の前シーズンが対象に?

「TV界のアカデミー賞」として毎回盛り上がりを見せるエミー賞。本年度は現地12日にそのノミネートが発表されるが、作品がいくら優れていたとしても規定を満たしていなければ候補の対象外になってしまう。その条件とは、5月31日の締め切りまでに全国的なプラットフォームで一般視聴できるエピソードが一定数あること。

エピソード数に関する条件は部門ごとに異なり、コメディやドラマ、アニメーションやリアリティといった一般的なシリーズは6話以上、ドキュメンタリーやホスト付きノンフィクションの場合は3話以上、リミテッドやアンソロジーは締め切りまでにすべてのエピソードが放送されている必要がある。そんな条件を満たせなかった作品の数々を、ノミネート直前のタイミングで米Deadlineが伝えた。

レベッカ・ファーガソンが主演を務めるApple TV+の新作ドラマ『サイロ』は好評を博したものの、問題の第6話が配信されたのが6月2日と締め切りの2日後だったため規定を満たすことができず対象外に。『ユーフォリア/EUPHORIA』や『THE IDOL/ジ・アイドル』、『ラリーのミッドライフ★クライシス』、6月23日に一挙配信となった新作コメディ『僕は乙女座』が含まれないのもそういった理由からだ。

ドラマ部門では、新シーズンの放送・配信が間に合わなかったベン・スティラー製作総指揮の『セヴェランス』やジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーン共演の『ザ・モーニングショー』、『アウトランダー』や『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』、トム・ホランド主演の『クラウデッド・ルーム』も対象外。

6月21日に第1話が配信されたマーベルファン待望の『シークレット・インベージョン』、配信開始日が6月15日だったNetflixの大人気アンソロジー『ブラック・ミラー』シーズン6も対象外に。

そして米国では日本に先駆けて6月22日よりシーズン2が配信されている『一流シェフのファミリーレストラン』だが、今回候補となるのは昨年6月にお披露目されたシーズン1。シーズン2はジェイミー・リー・カーティスやオリヴィア・コールマンといった大物俳優のゲスト出演が大きな話題を呼び、シーズン1より多くの部門でのノミネートにも期待が集まっていただけに、困惑しているファンも多いという。

最終的にどのような作品がノミネートされ、受賞を果たすのか。世界中から熱い視線が注がれている。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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