エミー賞授賞式が延期。ストライキが終了したら開催へ

現在ハリウッドで起きている脚本家たちによるストライキ。先日、トニー賞授賞式のテレビ中継に影響が出ることをお伝えしたばかりだが、今度はエミー賞にも影響が出るという。

2年連続の生中継開催とはならず

この度、米Varietyなど複数のメディアが報じたのは、エミー賞授賞式がストライキ終了まで延期されるというニュース。エミー賞にもいくつか種類があり、最もメジャーなものは主に夜時間に放送される作品を対象にしたプライムタイム・エミー賞だが、今回延期になるのは昼時間に放送される作品を対象とするデイタイム・エミー賞の授賞式だ。

主催する全米テレビ芸術科学アカデミーが発表した今回の決定。今年は50周年という記念すべきアニバーサリー・イヤーで6月16日に授賞式開催が予定されていたが、延期となる。

「6月16日の金曜日に米CBSでの放送が予定されていた50回目のデイタイム・エミー賞授賞式は、全米脚本家組合(WGA)のストライキのため延期されます」と声明を出した主催者代表のアダム・シャープ。「私たちは、コミュニティが団結し、才能豊かな候補者と受賞者が集まって輝かしいアニバーサリーを祝うことを楽しみにしています」と述べている。

この変更は、トニー賞が6月11日の授賞式のテレビ中継を調整している最中に行われたもので、これら以外の賞も影響を受けている。MTVムービー&TVアワードはドリュー・バリモアを司会者として5月7日に生放送で授賞式を行う予定だった。しかし、その数日前にストライキを開始したWGAが同授賞式でピケッティングを行うと発表したことから、事前収録の放送に切り替えられ、ドリューも司会から降板。そして今週には、ピーボディ賞が6月11日に対面で授賞式を開催する計画を撤回していた。

デイタイム・エミー賞は新型コロナウイルスによるパンデミックに見舞われた際も、授賞式の変更を余儀なくされている。2020年と2021年は事前収録したものを放送する形でなんとか乗り切り、2022年はようやく従来のように生中継で開催できていた。なお、プライムタイム・エミー賞授賞式は今のところ9月18日に開催予定。

延期となっても、もちろん中止よりは嬉しいが、しばらく待たなければならないのは残念だ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety