認知症を公表したブルース・ウィリスの忘れられないドラマ出演【6選】

2022年に失語症患っていることを明かし、すでに俳優業を引退しているブルース・ウィリス。先日、新たに「前頭側頭型認知症」の診断が下され、「意思の疎通さえも難しい状態」であるとの声明を家族が発表している。

大人気アクション映画『ダイ・ハード』のジョン・マクレーン役で親しまれ、『RED/レッド』や『エクスペンダブルズ』シリーズなどでも活躍したブルース。日本でもその名を知らない人はほとんどいないであろうハリウッドスターだが、ドラマ出演のイメージはあまりないという人も多いかもしれない。そこで今回は、米TV Insiderが選出した「ブルース・ウィリスの忘れられないドラマ出演」のうちの6つを紹介しよう。

『こちらブルームーン探偵社』(1985~1989年)

赤字続きの小さな探偵社を舞台に、元トップ・モデルでオーナー兼社長のマディ・ヘイズ(シビル・シェパード)と、お調子者の探偵デービッド・アディスンが衝突を繰り返しながらも、難事件・珍事件に巻き込まれては解決していくコメディ作品。ブルースはデービッド役を演じてブレイクし、初のエミー賞とゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した。

『新トワイライト・ゾーン』(1985年)

いまだに根強い人気を誇る名作『トワイライト・ゾーン』の復刻新生シリーズ第1話「動揺日」で、もう一人の自分に人生を乗っ取られてしまう男、ピーター・ノビンスを演じた。

『あなたにムチュー』(1997年)

新婚カップルのポール(ポール・ライザー)とジェイミー(ヘレン・ハント)が送る日常を描くシットコムのシーズン5第24話に、ブルースが本人役でゲスト出演。ジェイミーが赤ちゃんを出産する病院にやってきたポールは、怪我をして搬送されたブルースを一目見ようとする人ごみをかき分けて、なんとか中へ入ろうとする。そこでポールと出会ったブルースが、彼にアドバイスを与える展開となる。

『アリー・my ラブ』(1999年)

ボストンにある架空の法律事務所ケイジ&フィッシュを舞台に、弁護士のアリー・マクビール(キャリスタ・フロックハート)が仕事と恋に奮闘する姿が描かれるリーガル・ラブコメディ。そのシーズン2第1話「切ない現実」で、ブルースはアリーの代理のセラピスト、Dr.ニッケルを演じた。

『フレンズ』(2000年)

ニューヨークに暮らす男女6人の恋と友情をコミカルなタッチで描く大人気シットコム。ブルースはシーズン6で3話にわたり、ロス(デヴィッド・シュワイマー)の恋人エリザベスの父親、ポール・スティーヴンス役でゲスト出演。娘を溺愛するポールはロスに我慢ならなかったが、恋仲になったレイチェル(ジェニファー・アニストン)に嫌われないように、ロスに対する嫌悪感を必死に隠そうとする役どころを演じた。このゲスト出演でブルースは2度目のエミー賞を受賞した。

『ザット '70s ショー』(2005年)

1970年代のウィスコンシン州ポイント・プレイスを舞台に、フォアマン家の地下室を中心に物語が展開するレトロな青春シットコム。そのシーズン8第4話「決断の瞬間」にブルースがゲストとして登場し、マイケル・ケルソー(アシュトン・カッチャー)と意気投合するストリップクラブのオーナー、ヴィック役を演じた。

ブルースの症状が少しでも改善し、家族と共に幸せな生活を送れますように。

(海外ドラマNAVI)

Photo:ブルース・ウィリス©NYKC/FAMOUS/『フレンズ』シーズン6(C)Bright/Kauffman/Crane Productions in association with Warner Bros. Television Production Inc.