『アンブレラ・アカデミー』エリオット・ペイジ、パワフルな新プロジェクトを予告

Netflixの人気ヒーロードラマ『アンブレラ・アカデミー』でヴィクター・ハーグリーブス役を演じるエリオット・ペイジが、パワフルな新プロジェクトを明かした。

回顧録を出版!

英Digital Spyによるとエリオットは、2020年にトランスジェンダーであることをカミングアウトするまでの自身のキャリアを綴った回顧録「Pageboy: A Memoir(原題)」を出版することを発表。本著は、「瀬戸際に追い込まれた人生」の物語であり、他人の期待から自分を解き放ち、“反抗、強さ、喜び”を表現することがメッセージの核心だと紹介されている。

自身のInstagramで新著を発表し、回顧録の表紙画像を投稿したエリオットは、こうコメント欄に綴っている。

「本を執筆しようと思ったことは何度かあったけど、しっくり感じたことがなくて、正直なところ無理だと思っていた。このような作業を完了させるために、充分な時間にわたって集中するどころか、じっと座ることもほとんど出来ないぐらいだからね。だけど、ようやくこの身体でありのままの自分になれたよ。だから、僕は自分の物語を本に書いたんだ。来年6月に出版されるんだけど、その表紙をみんなにシェアできることにワクワクしている。人生の多くの局面で、カメラの前に立つことに耐えがたいものを感じていたけど、この表紙を高名な写真家キャサリン・オピーと一緒に撮影したことは、決して忘れることのできない楽しい経験だった」

トランスジェンダーが直面している問題も指摘

回顧録の執筆が癒しになったというエリオットは、続けて、トランスジェンダーのコミュニティが直面している問題も指摘している。「トランスジェンダーの人々は、身体的な暴力から医療ケアからの締め出しに至るまで、ますます攻撃にさらされ、僕たちの人間性は頻繁にメディアで“議論”されている。自分の経験を書いたり読んだり、共有するという行為は、僕たちを黙らせて傷つけようとする人たちに立ち向かうための重要な一歩なんだ。僕は本に助けられて救われたから、この本が、どんな人であれ、どんな道を歩んでいようと、誰かの孤独感を和らげたり、人目にさらされていると感じたりすることへの助けになればと思っている」

エリオットの回顧録「「Pageboy: A Memoir」は、2023年6月6日に発売開始。なお、エリオットが出演する『アンブレラ・アカデミー』のファイナルとなるシーズン4は、2023年にNetflixにて配信開始予定。シーズン1~3は配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:Netflix『アンブレラ・アカデミー』独占配信中