定番からコアな作品までFODおすすめ海外ドラマ【2022年版】

FODプレミアムはフジテレビが運営する動画配信サービス。同局の作品が5万本の作品が見放題で配信され、映画や海外ドラマ、アニメも充実。今回は、FODプレミアムで配信中のおすすめ海外ドラマ作品をご紹介。

FODとは

FODは月額料金976円(税込み)で、放送中の最新作から過去の名作ドラマまでフジテレビの作品が見放題となっている。また、海外ドラマや映画、アニメの他、170話以上の雑誌も読み放題。最新マンガもお得に購入できる。会員特典として100ポイント、さらに継続特典として100ポイントが付与され。ポイントは映画や人気番組のレンタル、漫画・書籍(電子書籍)の購入、雑誌のFull版・バックナンバーの購入に使用できる。

FODの海外ドラマのラインナップは他の配信サービスにはない作品もある他、マニアックな作品も多い。ここで紹介した作品の他にもまだまだ充実したラインナップが顔を揃えている。

FODおすすめ海外ドラマ【恋愛】

『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』

世界80カ国以上で放映され、高視聴率を記録した大ヒットトルコドラマ。46年もの長きにわたりオスマン帝国を統治した第10代皇帝スレイマンを巡る女性たちの熾烈な権力争いやロマンスを圧巻の映像美で描き出す。策略に次ぐ策略によるドロドロとした人間模様を観ることができ、自宅のソファーでくつろぎながら午後のティータイムのお供にもってこいの作品と言えるだろう。

『スキャンダラスな彼女たち ~嘘と秘密とセレブリティ~』

強豪プロチームのサザンジェッツに加入した恋人と暮らすため都会に移り住むことになった田舎娘のペイジが、慣れない都会での生活や選手の妻たちのセレブな暮らしぶりに戸惑いながらも馴染もうと躍起になる姿を描く。

有名スポーツ選手の妻たちを総称する「WAGs」の華やかな生活の裏側を描くと同時に、様々な秘密や嘘を浮き彫りにしながら恐るべき殺人事件へと絡ませていく展開は、さながら大ヒットドラマ『デスパレートな妻たち』のようだと注目を集めている。

『チャタレイ夫人の恋人』

1928年に発表されたD・H・ローレンスの小説「チャタレイ夫人の恋人」を原作に、裕福な貴族のクリフォード・チャタレイ男爵の妻となったコンスタンスが、戦争で下半身不随となった夫の代わりにチャタレイ家の子孫を残すため、恋人を作らなければならなくなる。そして恋人として選ばれたのが、夫が最も嫌う労働者階級の男であったことから物語が大きく展開していくことになる。当時の英国社会における身分格差を大胆に扱った作品であり、上質な人間ドラマとして楽しめる。

FODおすすめ海外ドラマ【ミステリー】

『シャーロック・ホームズ:バスカヴィルの獣犬』

アーサー・コナン・ドイルが発表した長編小説を原作に、名探偵シャーロック・ホームズとその相棒ワトスンが、代々獣犬の伝説が言い伝えられるバスカヴィル家の領主チャールズが謎の変死を遂げたことから調査に乗り出す。果たして、バスカヴィル家に伝わる悪魔の犬の伝説は現実のものなのだろうか…? 今年公開された映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』と原作が同じなので、映画と併せて楽しみたい。

『新米刑事モース~オックスフォード事件簿~』

オックスフォード警察の主任警部モースの新米刑事時代を描く英国ミステリー。原作者のコリン・デクスターがコンサルタントとして名を連ねていることから、より深いキャラクター描写が際立つ。イギリスではシャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロといった名探偵たちと双璧を成す人気者と呼ばれるモースが様々な難事件を解決へと導いていく様に刮目したい。

『そして誰もいなくなった』

ミステリー界の女王アガサ・クリスティによる小説の中でも最高傑作の呼び声高い同名小説を忠実に再現した英国ミステリー。1939年、イギリス・デヴォンの離島にある屋敷に招待、あるいは雇われる形で集まった10人が、それぞれ過去に犯した殺人を糾弾され、直後に一人また一人と殺されていく…。

本映像化はイギリスでも高い評価を得た作品としても知られており、クリスティファンならば見逃せない。また、FODでは『ABC殺人事件』、『検察側の証人』、『無実はさいなむ』といったアガサ・クリスティ原作ドラマが多数配信されている。

『薔薇の名前』

中世イタリアの修道院を舞台に、修道士とその弟子が不可解な連続殺人事件の謎を追うミステリードラマ。

本作で特筆すべき点はやはりキャストにある。主演を務めているのは、本作で脚本も担うジョン・タトゥーロ。アメリカを代表する実力派俳優である彼が魅せる説得力のある演技は観る者を圧倒する。さらにダミアン・ハルドン(『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』)、ルパート・エヴェレット(『ベスト・フレンズ・ウェディング』)、マイケル・エマーソン(『パーソン・オブ・インタレスト』)といった演技に折り紙付きのキャストが顔を揃えており、重厚なドラマのクオリティをさらに引き上げている。

『スレイブ~囚われの快楽~』

嗜虐的な性的嗜好“BDSM”の世界を描く官能ミステリー。官能小説「スレイブ」と出会った女性が、性に奔放な友人に囲まれながら、危険で魅惑的な世界へと足を踏み入れていく…。

“性”という欲望にまみれた世界を映し出す過激なミステリー作品であり、快楽を求めて欲望の赴くままに行動する人間心理が実に面白く、視聴者の焦燥感を煽る。観てはいけないものを観ているような背徳感を感じさせる作品だ。

FODおすすめ海外ドラマ【コメディ】

『THE WRONG MANS/間違えられた男たち』

不運続きのサムがある日拾った携帯電話。そこにかかってきたのは、誘拐した女性を殺すという脅迫電話だった! サムは携帯電話を持ち主に届けようとするが、それがきっかけで裏社会や英国情報部までもが絡む大騒動へと発展してしまう…。

本作で脚本を執筆し、配達係のマザコン男フィル役として出演もしているのは、今や『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』のホストとして世界的に有名になったジェームズ・コーデン。彼の持ち前のコメディセンスが発揮された演技に注目だ。

『ゴースト~ボタン・ハウスの幽霊たち』

英BBCのハートフル・コメディ。歴史のある大豪邸を思いがけず相続し、ホテルにしようと引っ越してきた若い夫婦が、屋敷に取りついた幽霊たちと奇妙な共同生活を送ることになってしまう…。

決して、おどろおどろしいタッチではなく、コミカルな存在として幽霊たちを存在させているのが面白く、ファンタジー要素の強い作品として老若男女問わず楽しめる作品と言えるかもしれない。

FODおすすめ海外ドラマ【医療】

『Dr.M/救命救急医の殺人ライフ』

昼間は緊急救命室ERの医師として勤務し、夜は非合法でありながら元整形外科医のデスと組んで死期の近い患者に安楽死を施しているシングルマザーのメアリー。2つの顔を持つ生活は次第に複雑なものへとなっていき、安楽死の依頼人として出会ったベンと恋愛関係になってしまう。さらに追い打ちをかけるような事実が明らかになる。なんと、ベンは捜査対象であるメアリーに近づいてきた潜入捜査官だったのだ…。

近年、日本でも問題になっているような時世を反映したテーマを扱い、そこに手に汗握る二重ビジネスという要素も組み込んだ、全く新しい医療ドラマだ。

『アウトブレイク -感染拡大-』

カナダ・モントリオールで未知のウィルス感染が広がろうとしていた。感染症のスペシャリストであるアンヌ=マリー博士は、ウィルスが感染力と致死率が極めて高い新型コロナウィルスだと気づく。博士はパンデミックを防ぐことができるのだろうか?

まさに、いま私たちが生きている現代の世界を舞台とした作品だが、本国カナダで放送されたのは2020年1月。そして、撮影されたのは2019年末に中国で最初の新型コロナウイルス感染者が発見されるよりも前。世界の現状を予言していたかのよう。WITHコロナ。感染症対策を徹底した日常を生きる今だからこそ観る価値のある作品と言えるだろう。

(文/Zash)