Netflixで先週最も見られたTVシリーズTOP10を英語作品と非英語作品に分けて、ご紹介。先週最も見られた海外ドラマとは…!? 初登場1位だったライアン・マーフィー×エヴァン・ピーターズの『ダーマー』の結果は? 非英語作品では歴史ドラマファン必見『皇妃エリザベート』が首位獲得。
<英語作品TOP10>
1位 ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語 →
2位 ダイナスティ シーズン5 ↑
3位 ウィンクス・サーガ:宿命 シーズン2 ↓
4位 コブラ会 シーズン5 ↓
5位 ハートブレイク・ハイ シーズン1 ↑
6位 ザ・クラウン シーズン1 ↓
7位 ザ・クラウン シーズン2 →
8位 ストレンジャー・シングス 未知の世界4
9位 ウィンクス・サーガ:宿命 シーズン1
10位 潜入! 世界の危険な刑務所 シーズン6
<非英語作品TOP10>
1位 皇妃エリザベート シーズン1(ドイツ)
2位 ケイブ・レスキュー:タイ洞窟決死の救出 (タイ) ↑
3位 El Rey, Vicente Fernández シーズン1(メキシコ) ↓
4位 シスターズ シーズン1 (韓国) ↑
5位 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 シーズン1(韓国) ↓
6位 ナルコの神 シーズン1(韓国) ↓
7位 サイバーパンク エッジランナーズ シーズン1(日本) →
8位 還魂 シーズン1(韓国)
9位 紳士とお嬢さん シーズン1(韓国) ↓
10位 Diary of a Gigolo シーズン1(アルゼンチン) ※日本未配信 ↓
トラウマ級のシリアルキラー
英語作品では、『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』が初登場から2週連続1位を獲得。2億9984万視聴時間を記録した本作は、『アメリカン・クライム・ストーリー』のライアン・マーフィーが手掛ける実話に基づくクライムドラマ。『アメリカン・ホラー・ストーリー』などでマーフィーとタッグを組んだエヴァン・ピーターズが17人の犠牲者を出したシリアルキラーを怪演。「彼がしたことすべてが恐ろしかったし、そこに飛び込むことは本当に恐かった。人生で一番大変なことだった」とNetflixのインタビューで話したエヴァン。犠牲者のためにも、できる限り事実に基づいて描く必要があるとの製作陣の意向で展開する物語の中には、カニバリズムの描写もあり強いトラウマが残る可能性あり。苦手な方はご注意を。
2位には人気シリーズ『ダイナスティ』のシーズン5がランクイン。さらに5位のオーストラリア発青春ドラマ『ハートブレイク・ハイ』も注目。1994年から7シーズン続いた同名シリーズをリメイクした本作の舞台はハートリー高校。ある日、壁に生徒同士のセックス相関図なるものが書かれていて…。
セックスやドラッグに触れるティーンドラマというと『ユーフォリア/EUPHORIA』を思い浮かべる方も多いはず。しかしキャストたちは「みんな『EUPHORIA』を見て大好きだけど、私たちの作品は全然違うと思う」とより軽いコメディトーンで描かれていることをアピール。どちらかというと『セックス・エデュケーション』の方が近いのかも。なかなか見ることのできないオーストラリアの学園生活をのぞき見するような気持ちでも楽しめるにちがいない。
ドイツ発の歴史ドラマやタイ発の実話救出劇に注目
非英語作品では、ドイツ発の歴史ドラマ『皇妃エリザベート』が4721万視聴時間を記録して初登場1位を獲得。皇帝フランツと結婚し、宮廷ウィーンで皇妃として暮らすことになったシシィことエリザベート。反骨心旺盛な彼女が、王家からは疎まれようとも自分の心に従って人生を歩んでいく姿を描いている。『ホリデイ・シークレット』のカタリーナ・アイセンが脚本を担当。主演は2017年に俳優デビューを果たし、TVシリーズ初主演のデヴリム・リングナウ。
昨今、実話に基づくドラマ人気が高まっていることを示すように、2位には2018年にタイで起きた救出劇を描く『ケイブ・レスキュー:タイ洞窟決死の救出』、3位にはメキシコの国民的歌手ビセンテ・フェルナンデスの半生を描く『El Rey, Vicente Fernández』がランクイン。『ケイブ・レスキュー:タイ洞窟決死の救出』は全6話でタイのタムルアン洞窟で起きた少年サッカーチームの遭難事故と国際的な救助チームによる命懸けの救出劇を描く。Netflixではドキュメンタリー『奇跡の13人: 僕らのタイ洞窟生還記』も配信されているので、あわせてみるのもおすすめ。(KanaKo)
Photo:『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』『ハートブレイク・ハイ』『皇妃エリザベート』『ケイブ・レスキュー:タイ洞窟決死の救出』Netflixにて独占配信中