美食の国フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ『デリシュ!』。誇り高き料理人マンスロンが仕える雇い主のシャンフォール公爵を演じたフランス俳優バンジャマン・ラベルネ(『セラヴィ!』)の場面写真が解禁となった。
映画『デリシュ!』あらすじ
1789年、フランス革命前夜。宮廷料理人マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、主人である傲慢な公爵(バンジャマン)に解任される。失意を抱えた彼は息子を連れて実家に帰るが、ある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズ(イザベル・カレ)が現れる。彼女の助けと息子の協力を得たマンスロンは料理を作る喜びを再び見出し、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを営むとことに。店はたちまち評判となり、公爵が訪れることに…。
貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代に、世界で初めての「レストラン」はいかにして生まれたのか!? フランス革命と共に訪れる「食の革命」、世界初のレストラン誕生の秘密が今明らかに!
セザール賞有望若手男優賞受賞のバンジャマン・ラベルネがあんな姿に?!
料理人マンスロンが仕える雇い主のシャンフォール公爵を演じたバンジャマンは、2009年から俳優として活躍をスタートし、主にTVドラマに出演。映画『セラヴィ!』ではセザール賞有望若手男優賞し注目され、『あしたは最高のはじまり』で名を馳せたユーゴ・ジェラン監督作品『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』では同賞の助演男優賞にノミネートされた。
そんな彼が演じた傲慢で意地悪なシャンフォール公爵をとらえた場面写真3点が解禁! 最初の一枚は、公爵主催の食事会でマンスロンが披露した創作料理“デリシュ“が、権力者である司祭に「これは興ざめだったな」と指摘をされた瞬間の表情をとらえている。階級社会のフランスでは、目上の存在である司祭に頭が上がらない。そのため勢い余って料理人マンスロンにクビを宣告することになる。
そして、極めつけの一枚が贅を尽くして着飾った一枚だ。マンスロンが開いた店の評判を聞きつけた公爵は、美しいレディを同伴して味見にやって来る。伊達メガネに髪飾り(カツラ)、鳥の羽をあしらった帽子、フワフワのスカーフ姿で、すっかりセレブ気取り。手にした篭からスイーツをつまむ優雅な姿を披露している。
フランス革命前夜、自らの表現を信じた料理人が起こしたもう一つの”美味しい“革命があった! 『デリシュ!』は9月2日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『デリシュ!』©︎2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS