『ライオン・キング』ビヨンセの影響で、グラミー歌手が歌収録やり直し!?

あの「ライオン・キング」が、世界最高峰の"キング・オブ・エンターテイメント"へと進化する――。名曲の数々、実写もアニメーションも超えた"超実写版"映像による未知の映像体験と、心震わせる壮大なストーリーが観ているものの心を震わせる映画『ライオン・キング』。8月9日(金)より大ヒット公開中の本作で、主人公シンバの声を務めるドナルド・グローヴァーとシンバの幼馴染ナラを担当するビヨンセという超豪華コンビが歌う名曲が話題となっているが、その製作秘話をドナルドが明かした。

本作で注目を集めている要素のひとつに、主要キャラクターの声を演じる豪華キャスト陣の存在がある。中でも特に注目なのが、主人公シンバ役のドナルドだ。

俳優として、映画『スパイダーマン:ホームカミング』や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演するだけでなく、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を複数受賞しているドラマ『アトランタ』で主演・企画・製作・監督・脚本を務め、第70回エミー賞のコメディ・シリーズ部門では16ノミネート、その内3部門で受賞も果たしている。また、チャイルディッシュ・ガンビーノとして音楽活動も行う彼は昨年今年と2年連続でグラミー賞も受賞しており、世界中で注目を集めるアーティストだ。

そんなドナルドが、1994年に公開され、翌年アカデミー賞歌曲賞を受賞した名曲「愛を感じて」や、「ハクナ・マタタ」という歌をシンバとして歌うのだから期待値が上がるのも当然だろう。世界中に広く知られるこれらの楽曲をもちろん大好きだと語るドナルドは、「すでにみんなに知られている名曲の数々を、あのまま歌うべきではないだろうと思っていたんだ...ビヨンセの歌を聴くまではね!(笑)」と、ナラの声を演じるもうひとりの世界的アーティスト、ビヨンセの歌を聞いた当時のことを振り返った。

「"ワオ! そうだった。みんなこのビヨンセの歌を聴きに来るんだ"ってその時気が付いたよ」というドナルドは、「だから、みんなが期待している"あの曲"をやらなくてはいけないと思ったね」と、ビヨンセとのデュエット曲「愛を感じて」を収録した際の秘話を明かした。「だけど、1994年と全く同じバージョンで歌うわけにもいかないと思ったから、その後やり直しをさせてもらったんだ。ジョン・ファヴローとハンス・ジマーもそれに協力してくれたから、感謝している。だからもう1回やらせてもらって、もう少し違う方法で歌ってみたんだよね」超豪華コンビの歌はこうして作り上げられたようだ。

そして、今回の超実写版の歌曲には、もうひとり強力なサポートが付いている。それは、数え切れないほどのヒット曲を生み、グラミー賞の最優秀プロデューサー賞にも輝いているファレル・ウィリアムス。彼は本作の楽曲「愛を感じて」はもちろん、「ハクナ・マタタ」「王様になるのが待ちきれない」など5つの歌曲でプロデュースを担当し、新たな魅力あふれるナンバーへと昇華させている。歌姫ビヨンセと、ビヨンセに負けない実力の持ち主ドナルド、そしてウィリアムスが手を組んだ本作の楽曲を、是非迫力ある劇場の大画面と音響で体感していただきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『ライオン・キング』ドナルド・グローヴァー&ビヨンセ
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