トム・クルーズも缶詰!?『ミッション・インポッシブル』第7作、コロナウイルスにより撮影中断

トム・クルーズが主演する人気アクション映画シリーズ『ミッション:インポッシブル』。最新作となる第7弾『Mission: Impossible 7(原題)』は、まずイタリアで撮影される予定だったが、同国でも新型コロナウイルスの感染者が急増しているため撮影が中断、延期されることが発表された。米Deadlineなどが報じている。

中国、日本、韓国に次ぎ、世界で4番目に多くの感染者が確認されているイタリアでは2月25日時点でその数が229人に上っている。ロケ地であるベネチアでは、公共の場所に集まることが禁じられたため、同地で3週間行う予定だった撮影が一旦中止となってしまった。パラマウント・ピクチャーズによると、ベネチアの後はイタリアを出て他国での撮影に移る予定だったが、ヨーロッパ内での国境封鎖も始まっているため、キャスト、スタッフ全員をほかの土地に移したり自国に一旦戻して状況を見守るようだ。

同社が発表した声明では、「コロナウイルスの脅威により、地元のベネチア政府が公共の集会を停止していることを受けて、我々もキャストとスタッフの安全に配慮するため、『Mission: Impossible 7』の最初のロケ地であるベネチアで予定していた3週間の撮影を延期します。スタッフたちの懸念に配慮し、撮影が再開できるようになるまで自宅に戻れるようにもしました。保健機関や政府と協力し合いながら、引き続き私たちはこの状況を見守っていきます」と述べられている。

タブロイド誌によると、主演のトムは宿泊していた高級ホテルに閉じ込められているという話もあるが、おそらくこれは本当の情報ではなく、彼はそもそもイタリアに入国していないと思われる。『Mission: Impossible 7』はすでに2021年7月23日(金)全米公開予定と発表されているが、今回のスケジュール変更で公開日が変わる可能性もある。

同シリーズは過去6作で35億7000万ドル(約3927億円)もの興行収入をもたらしている。最新作では、主人公イーサン・ハントを演じるトムのほか、第1作『ミッション:インポッシブル』でイーサンの上司ユージーン・キトリッジを演じたヘンリー・ツェーニー、第5作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』と第6作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でイルサ・ファウストを演じたレベッカ・ファーガソン、そして4作目からトムの相棒ベンジーを演じるサイモン・ペッグが再び登場。さらに、米ABCのマーベルドラマ『エージェント・カーター』とマーベル映画『キャプテン・アメリカ』シリーズでペギー・カーターを演じたヘイリー・アトウェル、『トールキン 旅のはじまり』のニコラス・ホルトも出演することが分かっている。

本作で脚本と監督を担当するのは、シリーズ第5作と第6作も手掛けてきたクリストファー・マッカリー。今後の撮影や公開日の状況について続報が入り次第、随時お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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トム・クルーズ
(C)Adrian Brown