大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン・ラニスター役で知られるピーター・ディンクレイジと、同じく『ゲーム・オブ・スローンズ』のカール・ドロゴ役でブレイクし、DC映画『アクアマン』に主演しているジェイソン・モモア。この二人が新作映画でタッグを組むことが明らかになった。米Deadlineが報じている。
『Good Bad & Undead(原題)』というタイトルのこの新作は、『フレディVSジェイソン』『ベイウォッチ』といった映画の脚本を手掛けたコンビ、マーク・スウィフトとダミアン・シャノンのアイディアから生まれたアクションアドベンチャー。最後の吸血鬼ハンターであるヴァン・ヘルシングは、二度と殺しはしないことを誓った吸血鬼と奇妙な関係を築くようになり、二人は町から町へと渡り歩き、その先々で吸血鬼を成敗するふりをしてはお金を稼ぐという詐欺を働く。しかし、ある時、吸血鬼に巨額の報奨金がかけられたことで、彼らはモンスターと魔法だらけの危険な世界から追われる身となってしまう...というストーリーだ。ピーターがヴァン・ヘルシングを、ジェイソンが彼と組む吸血鬼を演じる。
怪奇小説「ドラキュラ」の原作者ブラム・ストーカーの世界を舞台に、元警官の賞金稼ぎと彼に捕らえられた横領犯のアメリカ横断アクションコメディ映画『ミッドナイト・ラン』を混ぜ合わせたような内容だという。その他のキャストや公開予定は現時点では未定。
『ゲーム・オブ・スローンズ』で全8シーズン毎度エミー賞にノミネートされ、うち4度受賞したピーターは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『スリー・ビルボード』『孤独なふりした世界で』といった映画にも出演。さらにNetflix映画『Last Sons Of America(原題)』をはじめ5本以上の新作映画が待機している。一方のジェイソンは、『ゲーム・オブ・スローンズ』降板後は『フロンティア』『SEE ~暗闇の世界~』という2本のドラマに主演。前述の『アクアマン』を11億ドル(約1177億円)超えのヒットに導いた彼も、同シリーズの続編や、鬼才デヴィッド・リンチのSF映画『デューン/砂の惑星』のリブート版など、多くの映画公開が控える。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の本編で絡むことはなかったが、ともにエミリア・クラーク演じるデナーリス・ターガリエンを支える魅力的なキャラクターを演じていた二人。プライベートでも親しくしているようで、2019年4月にピーターが投稿した上記のような仲良しショットもたびたび披露している。ついに共演が実現した新作映画でどんなケミストリーが生まれるのか、気になるところだ。(海外ドラマNAVI)
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エミリア・クラークのInstagramより