映画『スター・ウォーズ』シリーズでポー・ダメロンを演じるオスカー・アイザックと同シリーズ初の実写版ドラマ『マンダロリアン』でタイトルロールを務めるペドロ・パスカル。ともに『スター・ウォーズ』のフランチャイズで活躍しているが、その世界で共演した経験はない。それでも実生活では大親友だという二人の出会いはどのようなものだったのだろうか。米Showbiz Cheat Sheetが伝えた。
オスカーとペドロの出会いは遡ること16年前の2005年。『スター・ウォーズ』の一員になるとは知る由もない頃の二人は、オフブロードウェイの舞台『Beauty of the Father(原題)』で共演した。公演されたのは2006年1月10日から同年2月19日と短い期間だったが、彼らには中南米(オスカーはグアテマラ、ペドロはチリ出身)にルーツを持つラテン系アメリカ人という共通点があり、差別の経験と俳優としての夢を共有できたことで距離を縮めたという。
オスカーは米Varietyのインタビューで「(差別は)徐々に改善されたが、当時はラテン系アメリカ人であるために非常に限られた役しか与えられなかった」と語り、「ギャングの役がどれだけ送られきただろう、というほどだった」と当時の苦悩を明かした。オスカーとペドロが出会った舞台で二人が演じていたのもスペイン人の役だったという。
「夢は家賃を払えるようになることだった」とオスカーは続け、「策略なんてなかったよ。僕たちはただ苦労を重ねていたんだ。どうしたらいいのか話し合ったこともあったけど、打ち勝つ方法は見つけられなかった」と辛い時期を振り返った。
恵まれない境遇で闘っていたオスカーとペドロだが、現在はハリウッドの第一線で活躍しており、大ヒットフランチャイズへの出演も勝ち取った。そのほかにも、オスカーは『X-MEN:アポカリプス』や『DUNE/デューン 砂の惑星』、ペドロはNetflixオリジナルシリーズ『ナルコス』や『ワンダーウーマン 1984』など、それぞれ大作・話題作への出演を重ねている。
夢を叶え、多忙になった現在も二人交友は深く続いており、ペドロは2020年の大晦日をオスカーファミリーと一緒に過ごしたという。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
ペドロ・パスカル公式Instagramより