『ダウントン・アビー』ダン・スティーヴンス&監督が再タッグ『ブライズ・スピリット』日本公開決定!

『ダウントン・アビー』のスタッフ&キャストと、オスカー女優ジュディ・デンチが贈る楽しくてやがて切ない英国発のラブシックストーリー『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!(原題:Blithe Spirit)』の日本公開が決定した。

映画『ブライズ・スピリット』は、ノエル・カワードによる1941年初演の戯曲「陽気な幽霊」が原案。ノエル・カワードは1920~40年代に活躍し、俳優・作家・戯曲家・脚本家・演出家・作曲家・歌手・映画監督といくつもの顔を持つエンターテイナーで、ポール・マッカートニーやブライアン・フェリーが彼のトリビュート・アルバムに参加するなどリスペクトしていたことでも知られている。「陽気な幽霊」は、1945年にデビッド・リーン監督により映画化されている。

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物語の主人公は、ベストセラー作家として名を馳せるチャールズ。彼はスランプから抜け出すために、霊媒師マダム・アルカティに頼んで、事故死した最初の妻エルヴィラを呼び戻す。実は彼の小説は全て、生前エルヴィラが生み出したアイデアを書き留めただけのものだった。

チャールズはハリウッド進出のチャンスをかけた初脚本も、彼女の力なしではムリだと思い知り、エルヴィラを蘇らせる。彼女は夫との再会を喜んだのも束の間、自分が幽霊でチャールズには新しい妻ルースがいると知ってショックを受ける。それでもチャールズに頼まれるままに"共同"制作するうちに、楽しかった日々がよみがえる。やがてエルヴィラはこのまま脚本が完成しなければいいと願うのだが、この世にいられる期限は刻一刻と迫っていた─。

時代を超えて、約2000回にわたって上演され続けてきたそんな名作中の名作を現代にフィットする物語として蘇らせたのは、6年連続でエミー賞を合計15部門受賞した大ヒットドラマ『ダウントン・アビー』でエピソード監督を務めたエドワード・ホール。そして、スランプから脱出するために霊媒師の力を借りて亡き妻をあの世から召喚させるベストセラー作家チャールズをコミカルに演じているのは、『ダウントン・アビー』のマシュー・クローリー役でお馴染みのダン・スティーヴンス。ホールとダンが再びタッグを組んだことは大きな注目ポイントだ。

あの世から戻ってきた妻エルヴィラ役には『ブリングリング』のレスリー・マン、チャールズの現在の妻ルース役に『お買いもの中毒な私!』のアイラ・フィッシャー。そして、今や世界の映画界の至宝、『007』シリーズのM役が忘れ難いオスカー俳優のジュディ・デンチが、不思議な力を持つ霊媒師マダム・アルカティを快演しているのも見逃せない。

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また、1937年が舞台となる本作では、この時代に建てられた英国のアール・デコ様式の豪邸を使用し、レトロでエレガントなファッションとインテリアなど細部までこだわり抜いているところも魅力のひとつ。日本公開決定に合わせて解禁となった場面写真では、緑豊かな庭園で脚本執筆のためにチャールズとエルヴィラが共同作業する様子や、かつての妻と現在の妻そして夫という奇妙な関係が伺えるカット、そしてマダム・アルカティを交えて行われる摩訶不思議な儀式の様子などを捉えているが、バラエティに富んだ背景や鮮やかな色彩などからもそのこだわりを感じられるはず。

映画『ブライズ・スピリット』は、9月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ブライズ・スピリット』© BLITHE SPIRIT PRODUCTIONS LTD 2020