日本にもいますよね、キムタクとか松嶋菜々子クラスの大物じゃないんだけど、この人主演のドラマだったら、見てもいいかな、外さないかなと思える俳優・女優。菅野美穂とかオダギリジョーなんかが、当てはまりそう。末永く活躍しそうな好ましい役者が、時に誕生するのです。
こんな"好まし主演"級は、もちろんアメリカにもいるわけで、私はデビッド・カルーソ(『CSI:マイアミ』)なんかもその一例だと思うんですが、今回は、前から気になっていた、なぜかアメリカで好まれている3女優を挙げてみましょう。
まずはヘザー・ロックリア。日本では『メルローズ・プレイス』の悪女アマンダ役で有名ですが、アメリカでは昔から『パトカー・アダム30』や『ダイナスティ』などの人気ドラマにレギュラー出演しており、ずーとテレビに出ずっぱりといってもよいくらい。私生活でもトミー・リー(モトリー・クルー)やリッチー・サンボラ(ボン・ジョヴィ)などモテ男ミュージシャンたちの妻の座を次々ゲット(どちらとも離婚に終わる)という、うらやましすぎるフェロモンをお持ちになってます(どちらとも離婚に終わった、既出だけど)。そのフェロモンは、TVプロデューサーにも届くんでしょう、『メルプレ』終了後も、熱烈なラブコールを受けて『スピン・シティ』にレギュラー入り。その後も主演の『LAX』、さらに単発ゲストでは『ボストン・リーガル』や『Two and a half men』にも出てました。どれもヘザーが出るってだけで、アメリカンのマスコミの食いつきは全然違ったもん、番組のPRには最高の盛り上げ役です。
クリスティーナ・アップルゲートは、アメリカでは『Married with Children』のケリー役で知らない人はいません。この秋始まった『Samantha Who?』(ABC)が、シットコムでは視聴率トップ、"テレビの申し子"の愛称通りの人気ぶり。人気だけじゃなく、お茶目な彼女に合った楽しいシットコムですけどね。日本で放送された出演番組には、『フレンズ』があります。ジェニファー・アニストンの妹役でゲスト出演。この人のイメージは、小悪魔なジェニファー・アニストンかも? 運がよければ、今のジェニファーの位置にいておかしくない人ですが、映画の出演作に恵まれませんね。TVに戻ってきてくれてよかったなと思ってます。
最後は、一番若いクリスティン・ベル。『ザ・シールド~ルール無用の警察バッジ~』や『エバーウッド 遥かなるコロラド』に単発ゲスト出演した後、主演のTV映画『Gracie"s Choice』が評判に。『Veronica Mars』で連続シリーズ初主演。これが批評家受けよく、番組は昨年終了したものの、すぐにあの『HEROES/ヒーローズ』に第2シーズンからレギュラー入り、さらにこちらも話題の『Gossip Girl』にも声のみ毎週出演と、まさにひっぱりだこ状態。演技力も高く評価されており、映画での活躍もそんなに遠い話ではないでしょう。
タレントの多いアメリカのテレビ界において、彼女たちに共通する"好ましい"素質とは何なのでしょう? 一つだけ、当てはまるものといえば、ブロンド。軽くなびく金髪は明るく花が咲いたよう。やっぱりブロンドは強し(デビッド・カルーソも金髪/赤毛だしね)。
ところで、みなさんはこの3人のうち、どの女優さんが気になる?