『フリンジ』製作総指揮者がJ・J・エイブラムスと手がける新作パイロットへの思いを語る

J・J・エイブラムス『LOST』『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』などのヒットドラマを製作しているJ・J・エイブラムスが、『FRINGE/フリンジ』の製作総指揮者J・H・ワイマンと再びタッグを組み、新作ドラマのパイロットを手がけることは、先日お伝えした。その際、「壮大な設定のTVドラマになる」と話していたワイマンが、本作への思いを語った。

英SFX Magazineで新作パイロットについて聞かれたワイマン。「景観も見事だし、『フリンジ』で学んだことが存分に活かされている。エイブラムスの経験や専門知識も、引き出せると思う」と、本作にはかなり自信を持っているようだ。さらに、「とにかく大がかりなドラマになる。成功させたいと思っているし、ドラマのことを考えると、すごく興奮するよ」と、ワイマン。パイロットの製作が楽しみで仕方がないようだ。

ワイマンは、新作を手がける一方で、人気シリーズ『フリンジ』の終了を目前に控えている。来年早々に放送される最終回については、「面白いことに、すごい勢いでアイディアが浮かぶんだ」と、順調に製作が進んでいることを明かした。しかし、長年関わってきたドラマの終了と、新作の製作を同時に行うことに複雑な思いを抱えている様子で、次のようにコメントしている。「必死に製作を進めながらも、葛藤を感じるよ。一つの番組を葬って、別の番組を生み出しているような状況だからね」

ワイマンとエイブラムスが手掛ける本作は、未来が舞台の刑事ドラマで、人類と科学の戦いが描かれる。ドラマのタイトルやキャスティングなど、詳細は発表されていないため、続報に期待したい。(海外ドラマNAVI)


Photo:J・J・エイブラムス
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