打ち切りが決まった『The Killing ~闇に眠る美少女』が早くも復活!?

『THE KILLING ~闇に眠る美少女』今年の夏に打ち切りが発表された『The Killing ~闇に眠る美少女』が、早くも息を吹き返すかもしれない。

米Varietyが伝えたところによると、本作のショーランナーを務めるヴィーナ・サッドと、製作総指揮者のドーン・プレストウィッチ並びにニコル・ヨーキンが、シーズン3の脚本執筆に先週からとりかかっているという。放送局の米AMC、製作元のFox Television Studiosからの公式発表はまだないが、製作は数ヶ月以内にスタートし、アメリカでの放送は2013年5月後半と見込まれている。

『The Killing ~闇に眠る美少女』は、デンマークをはじめヨーロッパ全土で高視聴率を獲得したミステリードラマ『Forbrydelsen(犯罪)』を、『コールドケース』のプロデューサーであるサッドがリメイクしたシリーズ。2011年4月から放映され、一時は270万人の視聴者を集めたほか、エミー賞では主演・助演女優賞・脚本賞を含む主要6部門でノミネートされるなど、業界でも話題となった。

しかし、オリジナル版に基づき、1捜査日を1話かけてじっくり描くスタイルにアメリカの視聴者が慣れていなかったこと、そして、シーズン1の最終回でも事件が解決しなかったことから視聴率はダウン。シーズン2の最後で真犯人は明らかになったが打ち切りが決まり、ファンや批評家をがっかりさせた。

ところがその後、アメリカのDVDレンタル/ビデオストリーミングサービスのNetflixなどが本作に関心を示し、出資を一部肩代わりするのではないかとのウワサが持ち上がることに。事実だとすれば、外部から寄せられるこうした関心を見て、AMCは決断を翻したのかもしれない。

なお新シーズン開始にあたって、出演者全員がカムバックするかどうかは不明。サラ役のミレイユ・イーノスと、スティーブン役のジョエル・キナマンのふたりは、ほぼ間違いなく復帰するだろうとVarietyは報じている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『THE KILLING ~闇に眠る美少女』
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