イギリスで1963年からスタートした長寿人気シリーズ『ドクター・フー』。その50周年記念番組が今年の秋に本国で放送されるが、内容について過去の出演者たちは一様に口を閉ざしている。先日、「50周年記念番組には出演しない」とコメントした俳優がまたひとり増えた。

その人物とは、同シリーズがリブートされたあと、二代目のコンパニオン(旅仲間)となるマーサ・ジョーンズを演じたフリーマ・アジマン。彼女は2年前、Independentが行ったインタビューで「(50周年記念番組の)ウワサを耳にしたばかりで、エージェントが話し合いをしてるところ。再集合の企画があるのなら、番組関係者でノーと言える人なんていないはずよ」とコメントしていた。

ところが、Crave Onlineが先日行ったインタビューでは、「宣伝活動には参加するけれど、50周年記念番組には出演しない」と明言。「以前の発言をひどく曲解されてしまったことがあるの。宣伝のためにコンベンションに出るしインタビューにも応じるわ。『ドクター・フー』のファミリーなんだからそれはやらなきゃ。でも番組への出演となると話は違う。『ドクター・フー』は変化をとげて先へ進む作品なのよ」と続けている。

フリーマは現在、『SEX AND THE CITY』の前章ドラマとして、米CWで放送中の『The Carrie Diaries』に出演中。そのため「しばらくはここ(アメリカ)にいるわ」と言っており、次元跳躍機ターディスの助けを借りないかぎりイギリスに戻ることはなさそう。

なおこれまでにも、10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナントが「僕は何も知らされていないよ」と、また、初代コンパニオンのローズを演じたビリー・パイパーも「私に声はかかっていないわ」と発言している。過度の期待は禁物なのかもしれない。(海外ドラマNAVI)