これまで、監督探しが難航していると伝えられてきた『スター・ウォーズ』(以下、SW)の新作映画。その新作映画を、『スター・トレック』『SUPER 8/スーパーエイト』『スター・トレック:イントゥ・ダークネス』などを手がけたJ・J・エイブラムスが監督するかもしれないという、驚きのニュースが飛び込んできた。
昨年11月、米ディズニーがルーカスフィルムを買収し、SW新三部作の計画が明らかになって以来、2015年公開予定の『スター・ウォーズ エピソードVII』は誰が監督するのか話題になっていた。Deadline.com、Hollywood Reporter、The Wrapなどが今回伝えたところによると、エイブラムスはディズニーとの交渉の最終段階にあるか、または、すでに契約を交わしたとのこと。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、エイブラムスに積極的なオファーをし続けていた模様だ。
なお、これまでにエイブラムスのほか、ギレルモ・デル・トロ(『パシフィック・リム』)、ブラッド・バード(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』)、スティーヴン・スピルバーグも監督を打診されていたと伝えられている。さらに、今回伝えられた情報では、『アルゴ』で監督・製作・主演を務めたベン・アフレックも監督候補に挙がっていたという。
かねてから、「SWは僕にとって時代を問わずお気に入りのひとつ」と言っていたエイブラムスだが、新作映画を監督することは否定しつづけていた。昨年12月にEmpire誌に掲載されたインタビューでは次のように言っている。
「ごく初期の対話のなかで、僕はすぐさま言った。『スター・トレック』に対する義理があるし、SWの一ファンであり続けたいから、(SWの)次のバージョンには関与さえしたいとは思わないとね。最初の段階で断ったんだ。細かいところまで製作に関わるより、何も知らない観衆のままでいたいから」
さて、エイブラムスは心変わりをしたのか、それとも、上の発言は目くらましにすぎなかったのか? そして、もう『スター・トレック』の映画を撮ることはないのか? 気になることは山ほどある。本人のコメントを心待ちにしたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:J・J・エイブラムス
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