【ネタばれ】英国発のスタイリッシュホラー『ビーイング・ヒューマン』、シーズン5 で終了決定

ヴァンパイア、狼男、ゴースト...普通の人間として暮らす3人の奇妙な共同生活を描く英BBCのスタイリッシュホラー・ドラマ『ビーイング・ヒューマン』(日本では、女性チャンネル♪LaLa TVでシーズン2が放送中)。本国でシーズン5を迎えたばかりの本作が、同シーズンをもって終了することが決まった。

(以下はネタばれを含むので注意!)

『ビーイング・ヒューマン』は、『ドクター・フー』『秘密情報部トーチウッド』で脚本を手がけてきたトビー・ウィットハウスが立ち上げた作品。2008年に放送されたパイロットを皮切りに、シーズン1が2009年に放送開始され、シーズン2初回では最高視聴者数160万人を獲得した。ドラマ、コメディ、ホラーの要素がほどよくバランスがとれた作品として評価され、脚本家組合賞(TVドラマシリーズ部門)を3回、また、TVチョイス賞(ドラマシリーズ部門)を2011年に受賞している。アメリカ・カナダ向けにリメイク作品も作られており、こちらはシーズン3が放送中だ。

番組開始当初は、エイダン・ターナー、ラッセル・トヴェイ、レノラ・クリクローの3人が主要キャストだったが、シーズン3から4にかけて出演者が大幅に入れ替わり、現在は、ダミアン・モロニー、マイケル・ソーチャ、ケイト・ブレイケンが主要キャストとなっている。

放送終了の発表に際し、製作総指揮者のロブ・パーセイは「本作での仕事は本当に素晴らしい体験でした。パイロット当時からクライマックスを迎える今シーズンにいたるまで、本当の意味でのクリエイティブな自由と奨励をいただきました。珍しいアイデアを実らせ、独自の形で進化させることができたのは、放送チャンネルであるBBC Threeのおかげです」と述べ、クリエイターのウィットハウスをはじめ、脚本家やプロデューサー、監督、出演者たちにも感謝を述べている。

なお、ファイナルとなるシーズン5では、世界が終末に瀕するクライマックスで、究極の敵・悪魔との対決が描かれるとのこと。ウィットハウスは「これはチャンスでもあります。シーズン5をぶつ切りで終わらせるのではなく、クライマックスを描くことができる。TVにおいてそれはとても希なこと。満足のいくように締めくくる素晴らしい機会です」と言っている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ビーイング・ヒューマン』
(c)Touchpaper Television.