若きトム・クルーズが、ハーバード・ロースクール卒の弁護士を演じた映画『ザ・ファーム 法律事務所』が公開されたのは1993年。破格の提示をしてきたメンフィスの弁護士事務所に入って力を発揮するも、その事務所がマフィアの隠れ蓑であることを知った弁護士が、FBIと協力してマフィアを追い込んでいく様子をスリリングかつ臨場感溢れる映像で仕上げ、公開当時は大きな反響を呼んだ。
この映画のエンディングから10年後の物語を描いたのがTVドラマ『THE FIRM ザ・ファーム法律相談所』だ。FBIの証人保護プログラムにより、別人になって各地を転々とする生活を送っていた主人公ミッチ(ジョシュ・ルーカス)が、その保護から解放。小さな法律事務所を開き、妻アビー(モリー・パーカー)と10歳になった娘、クレア(ナターシャ・カリス)と共に新しい生活をスタートさせようとする。が、10年前にミッチに散々な目にあわされたマフィアが報復のため、執拗に追いかけてくる...。
原作者ジョン・グリシャムは、自身の弁護士経験を活かしたリーガル・ミステリーで大人気の小説家。『評決のとき』『ザ・ファーム 法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』『レインメーカー』と著書の多くがベストセラーとなり、映画化されてきた。なかでも大成功を収めたのが、2冊目の小説『ザ・ファーム 法律事務所』だ。格別の思い入れがあるのか、今回TVドラマ版で製作総指揮を務めることになったグリシャム。さすがの緊迫感や丁寧なストーリー展開は、DVDでじっくり鑑賞したいものだ。
『THE FIRM ザ・ファーム 法律事務所』は、角川書店から2013年7月5日(金)にDVD-Box1(6枚組 各2話)がリリースされる。また、レンタルは5月10日(金)から順次スタートとなる。(海外ドラマNAVI)
Photo:(c)2012 The Firm Television Productions Inc.All rights reserved.