米Entertainment Weeklyが選ぶ「オールタイムベストTV番組」、1位はあのドラマ!

米エンタメ雑誌のEntertainment Weeklyが、「史上最高のTV番組(All-Time Greatest TV Show)」のトップ100を選出し、栄えある第1位にHBOの社会派刑事ドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』が輝いた。

オバマ大統領もお気に入りと公言したことで話題になった『ザ・ワイヤー』は、米メリーランド州ボルティモアの元事件記者と元刑事が製作したドラマ。物語は、元記者であったクリエイターが目にした現場経験に基づき、事件やその背景がかつてない生々しさで描かれている。

ランキングを選出するまでには、何度もミーティングで議論が繰り返されるという。同誌を編さんするジェス・ケーグル氏は、今回の選出について、「確実に言えることは、これほど注意を払い、賢く、そして熱意を持って選ばれた大衆文化のためのリストは歴史上ありません」と自負する。そして、「皆で討論し、意見の相違がありましたが、それらがあって初めて、我々は方法でも基準においても、最高の芸術性を追求することができたと思います」と述べている。

選出の重要なポイントは、「エンターテインメントとしての価値(過去と現在ともに)」「社会と文化における重要性」「これまでにない独自性」で、例えば視聴率や放送年数、エミー賞を獲得した数によらないという。

トップ10は以下の通り:カッコ内は放送年

1位 『THE WIRE/ザ・ワイヤー』(02-08)
2位 『シンプソンズ』(89~現在)
3位 『となりのサインフェルド』(90~98)
4位 『The Mary Tyler Moore Show』(70~77)
5位 『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』(99~07)
6位 『All in the Family』(71-79)
7位 『The Andy Griffith Show』(60-68)
8位 『バフィー~恋する十字架~』(97~03)
9位 『MAD MEN マッドメン』(07~現在)
10位 『Your Show of Shows』(50~54)
(海外ドラマNAVI)

Photo:『シンプソンズ』
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