映画『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが製作総指揮を務める話題作『ニュースルーム』。アメリカでは待望の新シーズンがまさに始まったところだが、このシーズン2では前シーズンとは大きく異なることがあるという。
『ニュースルーム』は、実際に起こった事件や事故を扱い、架空の報道番組の舞台裏を描く社会派ドラマとして人気だが、米TV Guideによるとこの手法は単なる現実のニュースの繰り返しにすぎない、などの批判もあったそうだ。
(以下、ややネタばれを含みますので、ご注意ください!)
ソーキンとともに製作総指揮を担当するアラン・プールは、「シーズン1では、ブレーキングニュースとして何を取り上げるかを前提にストーリーを展開し、実際ある程度の成果は挙げたと思う。でもこれには、どうしても情報が古くなってしまう、という難点があったんだ。そこで僕らは、あくまで現実の事象から離れることなく、スムースに話がつながるようなストーリーを投入することした。実際に起きたニュースしか取り扱わない、というルールを破る決定だけど、これにより新たなキャラを自然に紹介することができる」と、シーズン2での新しい挑戦を口にしている。
投入することになった架空の事件は、軍隊でのスキャンダルになるという。しかも、ドラマの舞台となっているケーブル局のワシントン支局がすっぱ抜いたこのスキャンダルが、実はねつ造されたものだった、というよく練られた違和感のないストーリーとなっているようだ。
また、この事件に関わる、シーズン2からの新キャラとして、マーシャ・ゲイ・ハーデン(『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』)扮する企業弁護士のレベッカ・ハリデーらが出演する。プールいわく、このレベッカは、驚くほどパワフルで積極的な女性なのだとか。シーズン2の主要キャラのひとりとなることは間違いないようだ。
新たな局面を迎えた『ニュースルーム』シーズン2。日本での放映が楽しみだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ニュースルーム』
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