シーズン7をもって惜しまれつつ終了した大人気シリーズ『クローザー』。そのスピンオフ『Major Crimes ～重大犯罪課』が8月14日よりＦＯＸチャンネルにてスタートした。
『クローザー』の最終話でロス市警の重大犯罪課（Major Crimes Division）を去ることになったブレンダ（キーラ・セジウィック）に代わり、チームの指揮を執ることになったブレンダの天敵・レイダー警部（メアリー・マクドネル）。しかし、もともと内務調査を担当してきたレイダーは重大犯罪課のメンバーと折り合いが悪く、その反発に苦戦を強いられることになる。さらに、ロス市警の新たな方針で司法取引による犯人逮捕の効率化が図られるが、"自白"を引き出すことに力を注いできたベテラン捜査官たちはその方針に納得ができず...。新リーダー・レイダーが、巧みな手腕でどのようにチームを率いていくかに注目だ。
難事件に挑みながらも、刑事たちのプライベートをユーモアたっぷりに描いた前作の魅力はそのままに、"司法取引"に焦点を当て、減刑を条件に犯人逮捕に持ち込むなど、毎回驚きの交渉術が見られる展開。オリジナルのファンの期待に応えながらも、新しい魅力のある作品に仕上がっている。アメリカではすでにシーズン2が放送中。本家同様、長寿シリーズとなることを期待したい。
『Major Crimes ～重大犯罪課』はFOXチャンネルにて毎週水曜23時から放送中。
