映画『ホビット』3部作で主演を務め、『SHERLOCK/シャーロック』のワトソン役で人気のマーティン・フリーマンが、米FXのTVドラマ版『ファーゴ』に出演することが決まった。同作は、コーエン兄弟(ジョエル&イーサン・コーエン)の出世作となった映画をドラマ化したものだが、独特のブラックユーモアは踏襲しながらも、ストーリーはまったく新しい犯罪悲喜劇になるという。
すでに個性派俳優ビリー・ボブ・ソーントン(『アルマゲドン』)の出演が決まり、全10話での制作も確定している本作。米Deadlineによると、マーティンが演じるのは、小さな町の保険外交員で、妻の尻に惹かれる気弱な主人公だという。平凡な生活を送っていた彼だったが、ある日、ビリーが演じる流れ者と出会い、人生がおかしな方向に転じていくらしい。いかにもひと癖ありそうなビリーに、いかにも人のよさそうなマーティンを共演にあてるとは! まさにナイス・キャスティング! 二人とも演技力だけでなく、コメディセンスも抜群のため、これはかなり期待が高まる。
脚本は『BONES-骨は語る-』のノア・ホーリーが務め、コーエン兄弟とともに製作総指揮にも名を連ねている。
映画をリメイクするのではなく、世界観はそのままに新しいストーリーでよみがえらせるリブート作品として注目される本作。映画と同様、個性派俳優たちが楽しませてくれそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:また日本に来てほしいですね。マーティン・フリーマン