『ドクター・フー』で復刻された幻のエピソードは、『シャーロック』新エピソードの発想のもとになっていた!?

今年で50周年を迎える長寿TVシリーズ『ドクター・フー』において、幻となっていた過去エピソードが発見されたことはすでにお伝えしたとおり。今世紀に入って装いを新たにした『ドクター・フー』の脚本を手がけ、『SHERLOCK/シャーロック』では、脚本・製作総指揮のほかマイクロフト役として出演もしているマーク・ゲイティスが、その喜びを語った。

復刻エピソードの上映会でゲイティスは、「本当に信じられません。道は完全に閉ざされていたように見えたんです。二編のストーリーがほぼ完全に復刻するなんてすごいこと。50周年にピッタリの贈り物ですよ」と、興奮の面持ちで話した。

しかも、イギリスで放送が予定されている『シャーロック』シーズン3の第1話は、復刻されたストーリーのひとつ「The Web of Fear」を子ども時代に見た思い出が発想の源になっているとか。

「私はロンドン地下鉄のとりこなんですが、それはもともと子どものときにあの話を見たのがきっかけ。『シャーロック』シーズン3の第1話がロンドン地下鉄を題材にしているのも、あの話が大好きだからなんですよ」と、笑いながら話している。

なお、「The Web of Fear」は雪男たちがロンドンを襲来する話で、ゲイティスの言うとおり、ロンドン地下鉄で物語の大半が展開する。60年代のドクター・フーと、現代のホームズに意外なつながりがあったというのは興味深い話だ。(海外ドラマNAVI)