『マッドメン』製作チーム、ロス空港で撮影中に銃乱射事件が発生し、急きょ避難

現地時間1日午前9時20分、男がライフル銃を発砲し、保安検査の職員8人が死傷する事件が起きた米ロサンゼルス国際空港で、事件発生当時、撮影ロケを行っていた人気ドラマ『MAD MEN マッドメン』の製作チームが、急きょ避難を余儀なくされる事態に見舞われていたことがわかった。

この事件は男がライフル銃を発砲しながら第3ターミナルの保安検査場を突破し、規制区域に侵入して乱射したもので、保安検査などを行うTSA(運輸保安局)職員1名が死亡、7名が負傷した。駆けつけた警官との銃撃戦の末、撃たれたニュージャージー州出身のポール・シアンシア容疑者(23歳)が拘束され、搬送先の病院で手当を受けている。

一方、製作チームのメンバーがツイッターで明らかにしたところによると、現在、最終シーズンのシーズン7を製作している『マッドメン』クルーは、当時、乱射事件が発生した第3ターミナルの向かい側に位置する第4ターミナルで撮影を進めていた。事件を知り、別ターミナルへと緊急避難したため、被害はなかったという。同ツイートはしばらくして削除されたが、放送局のAMCが後日、ロサンゼルス空港で同シリーズの撮影が行われていた事実を認めた。現場にキャストメンバーが居合わせていたかどうかは不明だが、クルー一同、予期せぬ事態にひやりとしたにちがいない。

60年代の華麗なる広告業界に渦巻く野心と欲望を描いた『マッドメン』。ファイナルシーズンは、2014年春に7話、2015年春に7話と全14話が二分割されて放送される予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『MAD MEN』
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