【ネタばれ】スティーヴン・モファット『SHERLOCK』の女性キャラクターの重要性について語る

現代のロンドンを舞台にシャーロック・ホームズを蘇らせた世界的人気ドラマ『SHERLOCK シャーロック』。製作総指揮のスティーヴン・モファットが本作における女性キャラクターの重要性について語っている。

米ENSTARSによれば、モファットは本作で女性キャラクターが重要な理由について「シャーロック・ホームズをドラマ・シリーズとして描く上で難しかったことの一つは、原作には(レギュラーで活躍する)女性キャラクターがほとんど登場しないことだった。女性からの視点がないから、ドラマ化するときにちょっと平たんになってしまうんだ」と語っているという。

(以下、ネタばれを含みますのでご注意ください!)

そんな本作の人気女性キャラクター、モリー・フーパー(ルイーズ・ブレーリー)についてモファットは「モリーは番組にとって、とても重要な存在になってきたと思う」と、コメント。もう一人の主要女性キャラクター、ハドソン夫人(ウーナ・スタッブズ)については「女性からみた友情や男性に対する視点は、非常に説得力があって勉強になる。だから、ハドソン夫人の登場を増やしてきたんだ。原作では、あまりしゃべらないからね」と明かしている。

さらに、本作に登場した女性たちについても「女性たちがシャーロックとの関わりですばらしいのは、ジョンよりもずっと早くシャーロックのことを理解してしまうことなんだ。(指を鳴らして)こんな風に、すぐわかってしまう。(シーズン3に登場する)メアリーは、シャーロックが嘘をついたらすぐに気づいたし、アイリーン・アドラーは30秒で弱点を見つけ出してしまう。観ていて、本当にすばらしいよ!」と、その活躍を絶賛している。

2年後に英BBCで放送されるといわれている『SHERLOCK』シーズン4でも、モリーやハドソン夫人を始めとした女性キャラクターが活躍することは、間違いなさそうだ。

『SHERLOCK シャーロック』は、AXNミステリーにて3月13日(木)14:15からシーズン1、2を続けて放送予定。シーズン3は、NHK BSプレミアムにて5月から放送予定となっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SHERLOCK』AXNミステリーにて5月6日(火)13:00~23:00 シーズン1&2一挙放送
(c)2010 Hartswood Films