高視聴率の記録を次々と叩き出している『ウォーキング・デッド』は、アメリカで先日シーズン4が終わったところ。そんななか、米Syfyでも新たに、ゾンビ・アクションホラーシリーズの放送が決定した。
ドラマのタイトルは『Z Nation』。物語の舞台は、ゾンビウィルスがアメリカに蔓延してから3年後の世界だ。ワクチンを開発するため、ウィルスに感染したただ一人の生存者が、ニューヨーク市から、ラボが残されたカリフォルニア州に運ばれることになる。彼を護送するために寄せ集めのチームが結成され、荒廃したアメリカ大陸を横断する三千マイルの旅に乗り出すが、抗原体をもつ生存者は、チームの安全をゆるがす大きな秘密を抱えていた......。というストーリー。13話構成で、アメリカで今秋に放送がスタートする予定だ。
製作総指揮とショーランナーを担当するのは、『ユーリカ ~事件です!カーター保安官~』『デッド・ゾーン』に参加したカール・シェイファー。また、昨年、同局で話題を振りまいたディザスター映画『Sharknado』を手がけた製作会社The Asylumが製作を担う。これまで絶望と恐怖に彩られた作風が多かったゾンビ物だが、本作ではゾンビと戦う平凡な人々の姿を通して希望を表現し、壮大な旅路を描くということだ。
アメリカでは最近、米ABCで放送が始まった『Resurrection』や、CWでパイロットが作られる『iZombie』など、『ウォーキング・デッド』の対抗馬とされる作品が続々浮上している。『Z Nation』もこの戦線に加わり、ますます熾烈な競争が繰り広げられることになるようだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ゾンビブームはまだまだ続く模様 『ウォーキング・デッド』
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