8月23日(土)に、シーズン8が英米でスタートする『ドクター・フー』。ピーター・カパルディ(『官僚天国~今日もツジツマ合わせマス~』)が新たにドクター役を演じるとあって、注目を浴びている同シーズンがスタートする一ヶ月半も前に、5話分の脚本が漏洩する事態が起きてしまった。
英Radio Timesなどが報じたところによると、漏洩したのは、本作でショーランナーを務めるスティーヴン・モファットが執筆したシーズン8の初回と、それに続く4話分のエピソード脚本。BBCの番組配給会社であるBBCワールドワイドが、米マイアミ市に新設されたラテンアメリカ支部に翻訳のため脚本を送付したあと、それらの脚本がネットに漏れてしまったという。
BBCワールドワイドは、次のように声明を出している。「シーズン8にまつわる未完成の資料が、意図せずに公開されてしまい、機密保持の問題を調査しているところです。今回の件を深く遺憾とし、ファンの皆さん、ならびにBBC、シリーズを作るために働き続けているキャストや撮影クルーにお詫び申し上げます」
「該当資料やそれに関わるネタばれ情報を所持している方は、番組放送開始時にみんなが楽しめるよう、どうかその内容を明かさないでください。『ドクター・フー』のファンは世界で最高級にあたることを、私たちはよく承知しています。みなさんの助力と不断の支持に感謝します」
なお、昨年の5月には、シーズン7の最終話が放送されるより前に、同エピソードを収録したブルーレイBOXが、アメリカで予約注文した人に向けて発送されてしまう事故が起きた。しかし製品を手にした人たちは、「ネタばらしをしないで」という製作者の呼びかけに応え、その内容について口をつぐんでいたことで賞賛されている。今回も、放送前にネタばれ情報が飛び交う事態が最小限にとどまることを期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ドクター・フー』
(c)BBC