米Microsoftは、TVシリーズを製作する部門として2012年秋に立ち上げたXbox Entertainment Studios(以下、XES)を、数ヶ月以内に閉鎖する決定を明らかにした。Varietyなどが報じた。

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この決定は、同社全体で1万8000人に及ぶ大規模なレイオフを実施することにともなうもの。Microsoftは昨年、Xboxの新機種Xbox Oneを発表した際、ゲームだけでなくTVシリーズなども包括するエンターテインメント機器として同機を位置づけた。また、今年の春にはTVシリーズのラインアップも発表していた。しかし、同社の新CEOとして2月に就任したサトヤ・ナデラは、企業全体の運営状況を鑑みて、Xboxプラットフォーム向けにオリジナルのTVシリーズを製作するプランには疑問をとなえているという。

しかし、一部のTVシリーズ製作プロジェクトは存続するようだ。Xbox事業のトップに立つフィル・スペンサーは、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮による人気ゲーム『Halo』の実写アクションシリーズや、リドリー・スコット製作総指揮による実写デジタルシリーズ『Halo: Nightfall』などは継続すると、報道媒体向けのメモで述べている。

またスペンサーは、エンターテインメント、スポーツ、TVコンテンツをXboxユーザーにもたらす、コンテンツプロバイダーとのアプリ提携は影響を受けないとしている。

とはいえ同社は、Xboxプラットフォーム向けに、オリジナルのTVシリーズを製作する事業からは撤退することになる。(海外ドラマNAVI)