『SHERLOCK』世界でも大ヒット! 世界で最も観られているBBCドラマに!

ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが主演するドラマ『SHERLOCK シャーロック』の勢いが止まらない。フランス、ドイツ、ロシア、そしてアメリカだけでなく、さらに世界にその人気が広がっている。

今月21日に公開された英BBCの2013年度年間報告によると、昨年、同シリーズはオーストラリア、ベルギー、カナダ、インド、イスラエル、セルビア、そして台湾を含める世界224カ所のテリトリー(放映権の地域)で放送が決まり、長寿SFシリーズ『ドクター・フー』を抜いたという。さらに国内の視聴者数でも老舗人気シリーズを抜いている。英Radio Timesによるとシーズン3の国内平均視聴者数は1280万人、iPlayerでは320万件のリクエストがあったという。世界で最も視聴されたBBCドラマシリーズというだけでなく、国内では過去10年で最も多くの視聴者数を獲得したドラマとなった。

ちなみに『ドクター・フー』は、昨年50周年を迎え、記念エピソードを世界6大陸の94カ国で同時放送した。これは世界最大の同時放送としてギネス世界記録に認定。さらに英BBC Oneでの放映は1020万人の視聴者を獲得するほか、イギリス、アメリカ、カナダ、ラテンアメリカ諸国、ドイツ、ロシア、スカンジナビア諸国では1500館の映画館で3D上映され、50万人以上の観客を動員している。こちらも相当な大ヒットなのだが、『SHERLOCK』はそれをしのぐ"現象的"な大ヒットと言える。

両シリーズを手がけているスティーブン・モファットは、『SHERLOCK』の脚本・共同クリエイターとしてだけでなく、『ドクター・フー』のショーランナーとして、この栄誉を受けることになる。今、世界で最も熱いクリエイターであることは間違いない。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SHERLOCK/シャーロック』
(c)2010 Hartswood Films