「第66回エミー賞」潜入取材! 受賞者たちが訪れるインタビュー・ルームから現場レポート【前編】

今日は、今年初めてお邪魔したエミー賞の現場から筆者の体当たりレポートをお届けしますよ〜!私がお邪魔したのはエミー賞を受賞したセレブたちが、舞台を降りてひと息ついた後に必ず訪れるインタビュー・ルーム。とはいっても、ちょっとした会場のようなセットアップで、受賞者用のステージがしつらえられていて、会場側には報道関係者が座るのイスと、コンピューターなどを設置できるよう長テーブルが用意されています。

ちなみにインタビュー・ルームではTVカメラが回っていないので、セレブたちもテレビ中継される受賞スピーチの時よりずいぶんリラックスしているため、スターの素顔を垣間見ることができるんです。

レッドカーペットの敷かれた廊下を通って入っていくと、そこには有名ネットワークのセレブ番組のブースが立ち並んでなんともキラビやか!中をのぞいたら結構狭いんですが、そこに受賞者たちが来て各セレブ番組の司会者からインタビューを受ける仕組みになっているんです。へぇ〜!

さて、私がルームに到着したのは授賞式のはじまる前。一番最初の受賞者がルームに登場するまでまだまだ時間があったので、「腹がへっては戦が出来ない」のモットー(!?)にのっとり、報道陣用に用意されたビュッフェに突撃!(笑)
ご覧ください、この美味しそうなご馳走のかずかず!個人的にお気に入りだったのは、イエローのスイカと普通の赤いスイカをひとくち大に切ってグリーンとトスして、フェタ・チーズをトップに散らしたサマー・サラダ。そのイエロー、レッド、グリーンの色合いはハッキリ言ってアートの域!って、なんか料理番組みたいですが(笑)、このビュッフェは有名シェフのウルフガング・パック氏のアイデア・メニューも入っているらしく、その充実度に納得。

そうこうしているうちに、最初の受賞者たちがインタビュー・ルームに姿を現し始めました。エミー賞には、リアリティー・ショー部門というのもあるんですが、今年は長寿番組でエミー賞常連の『アメイジング・レース』という番組が受賞。昔日本にもあった『アメリカ横断ウルトラクイズ』(え、なに?これで年齢がバレる?)の世界横断版のような番組なんですが、製作総指揮を手がけているのが、映画『パイレーツ・オブ・カレビアン』シリーズから大人気海外ドラマ『CSI』シリーズなどを手がけているセレブ的プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏。実は、業界オタクの私め、昔からジェリー氏の大ファンなんです!(*^o^*)

だから、エミー賞では報道陣インタビューのあとに、受賞者が私たちの目の前を通って移動するのがわかったときブッ飛びました。(笑)だってアカデミー賞では、受賞者がインタビュー・ルームで報道陣のインタビューを終えると私たちの前は通らずバックステージを通って退出するので、「雲の上の御仁」状態なんです。ですから、尊敬するジェリー氏が私の目前を通った時、思わずミーハー・パワー全開で、ご挨拶してしまいました!ひぇ〜!・・・ちなみに、ジェリー氏は穏やかで素敵なジェントルマンでした。(^.^)

今年のエミー賞ドラマシリーズ部門作品賞は、全米で大人気のうちにフィナーレを迎えた『ブレイキング・バッド』が受賞。主要部門総ナメという感じだった本作のキャストとクリエイターのパワーは、インタビュー・ルームでも全開で、最高賞でもあるドラマ部門の受賞後には全員がインタビュー・ルームのステージになだれ込み!すごい人数でカメラのフレームに収まらず。特にアーロンポールがよく動くから余計に収まらん!(苦笑)

というわけで、この他にもお伝えしたいことは山のようにあるのですが、今回はこれくらいにしておきます。次回のエミー賞現場レポート後編もお楽しみに!

Photo:「第66回エミー賞授賞式」インタビュールーム
(c)明美・トスト / Akemi Tosto