ゾンビがはびこる終末のアメリカを描き、世界中にゾンビブームを巻き起こしている米AMCの大人気シリーズ『ウォーキング・デッド』。同作のスピンオフ・シリーズが2015年にオンエアされる予定だが、その監督に人気コメディ『コミ・カレ!!』のアダム・デヴィッドソンが起用されることが明らかになった。米Deadline Hollywoodが報じている。
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このほどデヴィッドソンは製作者側との契約を締結し、早くも年内にはパイロット版の撮影に着手する予定だという。デヴィッドソンはコミュニティ・カレッジの冴えない学生たちをコミカルに描いたシットコム『コミ・カレ!!』の監督を務めたほか、これまでに『名探偵モンク』『LOST』『グレイズ・アナトミー恋の解剖学』『FRINGE/フリンジ』『エレメンタリー ホームズ＆ワトソンin NY』『ザ・フォロイング』など、歴代の話題作を数多く手掛けたベテラン監督。過去には1989年に手掛けたショートフィルム『ランチデート』で、翌年のアカデミー短編映画賞とカンヌ国際映画祭の短編パルムドールほか、国内外の賞に輝いており、熱烈な『ウォーキング・デッド』ファンの期待を担うに足る確かな実力の持ち主だ。
これまでの情報によると、スピンオフ作品はオリジナル版と同じ時代を別の場所で生きる40代のラテン系男性、ショーン・カブレラが主人公。彼とその息子、子連れのシングルマザー、元フラワー・チルドレンの中年女性など、まったく別のキャラクターたちが中心となって、新たなサバイバル劇を繰り広げることが明らかにされている。また製作陣には、オリジナル版の世界観を損なわないよう原作コミックの作者でオリジナル版の製作総指揮を務めるロバート・カークマン、デヴィッド・アルバート、ゲイル・アン・ハードらが引き続き、名を連ねる。
『ウォーキング・デッド』は10月12日にオンエアされたシーズン5の初回放送が米視聴率の新記録を樹立するなど、シーズンを重ねるごとに視聴者数を伸ばしている。果たしてスピンオフもオリジナル版の人気に恥じないヒット作となりうるのか、その動向に注目していきたい。（海外ドラマNAVI）
Photo：『ウォーキング・デッド』シーズン5
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