『ハウス・オブ・カード』ケヴィン・スぺイシー、ゴールデン・グローブ賞に引き続きSAG賞でも栄冠!

米Netflixの人気政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』で、主役の下院議員フランク・アンダーウッドを演じるケヴィン・スぺイシー。1月25日(日)に開催された第21回全米映画俳優組合賞(SAG賞)にて、ケヴィンがTVシリーズのドラマ部門主演男優賞を受賞した。米The Baltimore Sunが報じている。

ケビンは、第72回ゴールデン・グローブ賞でも同役でドラマ部門主演男優賞を獲得し、主要演技賞で立て続けに栄冠を手にしたこととなる。鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が、初めて手掛けるドラマシリーズとして話題となった本作。大統領選に尽力した見返りとして、国務長官の地位を約束されていたフランクだが、新政権が発足したため話が白紙に戻されてしまう。思わぬ裏切りに遭ったフランクが、大統領を失墜させるべく謀略と報復を企てるというストーリーだ。ケヴィンは、目的を達成するためには手段を選ばないフランク役を、時には冷酷に時には人間味たっぷりに演じ、巧みにフランク像を創り上げている。

このほかSAG賞では、フランクの野心家の妻クレアを演じるロビン・ライトもドラマ部門主演女優賞にノミネートされていたが、『How to Get Away With Murder』のヴィオラ・デイヴィスが受賞し、惜しくも賞を逃した。また、『ハウス・オブ・カード』はアンサンブル賞ドラマ部門にノミネートされるも、英国ドラマ『ダウントン・アビー』に栄冠を譲っている。なお、Netflixで配信中の女囚コメディ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち』のウゾ・アドゥーバがコメディ部門主演女優賞を受賞し、本作はアンサンブル賞コメディ部門にも輝いていることから、同ネットワークにとって輝かしい夜となった。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
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