『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』で世界各国を横断し、自信作をPRしてきた主演ジョニー・デップ。最後地となったここ日本では、体調を崩したものの、27日(火)都内劇場で開催されたジャパン・プレミアに出席し、本作でもジョニー・デップの吹替を担当する人気声優の平田広明と対面した。
平田は、ジョニー演じる海賊ジャック・スパロウ、帽子屋マッドハッタ―、悪霊ハンター・トントなど、ジョニー・デップの日本語吹替を実に20年にも渡って演じ続けてきた人物。テレビで放送される映画では、ジョニーの声=平田の声、というイメージの方も多いだろう。
ファンからの大きな拍手で迎えられ登場したジョニー・デップ。「変なキャラクターばかり演じている私を応援してくださって、本当に感謝しています。皆さんが映画を見てくださるからこそ、私が映画に出ることができるのです。ですからみなさんは、"ファン"というよりも"ボス"ですね!」とコメント。平田は「チャーリー・モルデカイは今までの作品の中でも一番演じるのに苦労した作品のひとつです」と収録を振り返りつつ「奇抜な格好なほど声をあてるのも大変なのですが、今までとは全く異なるキャラクター像を感じました。実際に演技もされるとなると、さらに大変だったのではないですか?」との質問に、デップは「ナルシストで胡散臭いキャラクターを演じるのは本当楽しかった。キャラクターを演じるのが楽しくて、セリフをどんどん増やしながら演じました」とキャラクター作りの秘話を披露した。
最後に平田からヒゲつきの花束が贈呈されるとジョニーは「8年がかりで完成したとても大事な映画です。普通なら"愛の結晶"とか言うんでしょうけど、これは"狂気の結晶"ですね。それぐらい本気で楽しんで撮影しました。これから映画を見られる皆さん、おむつは用意してきましたか?(笑)面白すぎて漏らさないようにね!」と茶目っ気たっぷりに自信作をPRした。
今回ジョニー・デップが扮するのは、超ナルシストでいかにもインチキくさい"ちょびヒゲ美術商(アートディーラー)"チャーリー・モルデカイ。ご自慢のうんちくと"ちょびヒゲ"、そして持前の強運を武器に、伝説の財宝の謎を追い求めて、イギリス・アメリカ・ロシア・香港へと大冒険を繰り広げる。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『アリス・イン・ワンダーランド』、『チャーリーとチョコレート工場』などで強烈キャラを演じ続けてきた名優ジョニー・デップの主演最新作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は、いよいよ2月6日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)