『ゲーム・オブ・スローンズ』ニコライ・コスター=ワルドー主演の映画『真夜中のゆりかご』が5月公開!

『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェイミー・ラニスター役で、世界中で人気を博しているデンマーク出身の俳優ニコライ・コスター=ワルドー。彼が主演する北欧サスペンス映画『真夜中のゆりかご』(原題:En chance til )が、日本で5月に公開することが決定した。

敏腕刑事のアンドレアス(ニコライ・コスター=ワルドー)は、美しい妻アナと乳児の息子とともに、湖畔の瀟洒な家で幸せに暮らしていた。そんなある日、通報を受けて同僚と駆けつけた一室で、薬物依存の男女と衝撃的な育児放棄の現場に遭遇する...。一方、夫婦交代で真夜中に夜泣きする息子を寝付かせる日々は愛に満ちていた。だが、ある朝、思いもよらない悲劇がアンドレアスを襲い、彼の中で善悪の境界線が揺れ動いていく...。ニコライは本作にて、葛藤にもがく刑事にして父を演じ、確かな演技を披露している。

『未来を生きる君たちへ』で第83回アカデミー賞外国語映画賞に輝いた、デンマークの女性監督スサンネ・ビアと、脚本家アナス・トーマス・イェンセンのコンビによる最新作となる『真夜中のゆりかご』は、妻子に囲まれた幸せの絶頂から突如突き落とされた主人公の刑事の選んだ行動が波紋を投げ、二転三転のさらなる衝撃を乗り越えて、彼の魂が救済されるまでがスリリングに描かれている。情景も豊かに表現され、まさに北欧サスペンスの醍醐味を備えた仕上がりとなっている。

近年ハリウッドでも活躍するビア監督が、母国デンマークを舞台に「育児放棄」「ドラッグ中毒」「家庭内暴力」など、現代社会に蔓延する問題を随所に盛り込み、過去作『ある愛の風景』、『アフター・ウェディング』に通じる鋭い人間観察と、心を揺さぶる精密な心理描写で、観客の倫理観に問いかけ、いつまでも心に深い余韻を残す。

『ぼくのエリ 200歳の少女』、『ミレニアム』シリーズに続く、北欧サスペンス映画『真夜中のゆりかご』。ニコライ・ファンはもちろんのこと、話題の北欧映画最新作をこの機会にぜひ堪能してみてはいかがだろうか。『真夜中のゆりかご』は、5月よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)


Photo:『真夜中のゆりかご』
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