アーロン・ソーキンが手掛ける、報道の現場でニュースを伝える精鋭たちの姿を描いたエネルギッシュな社会派ドラマ『ニュースルーム』。多くの視聴者の方から「勇気を貰える!」という声があがっている本作品、いよいよファイナルシーズンの放送に向けてカウントダウン! 『ニュースルーム 3』は5月9日(土)24:00よりWOWOWプライムにて放送スタートします。最終章となるシーズン3の吹替収録現場に、海外ドラマNAVI独占取材に行って参りました!その模様を、3回にわけてお届けします!
ウィル役の郷田ほづみさん、マック役の石塚理恵さん、ドン役の神奈延年さん、そしてスローン役のちふゆさん、豪華4名によるインタビューをさっそくご覧ください。
第1回目は、『ニュースルーム 3』の見どころについてです。
――いよいよ最終シーズンになりますが、今回のシーズン3の一番のみどころは、どんなところになりますか?
郷田:そうですね...、シーズン3はサンプルご覧になっていますか?
――まだ一話目だけなんですよ。
郷田:そうですか~(笑)言いたいな~!(一同笑)
神奈:ニュースナイトのチームを、また新たなピンチが襲うというところですよね。いかにメンバーたちが乗り切っていくのかが大きな見どころになると思いますよ。
――ありがとうございます。また新たな危機が訪れるということで、それぞれの登場人物の立場から、シーズン3がどんな形になるか、少し教えていただけますか?
郷田:はい。ウィルは思った以上に男気がある人だなと思います。そういうところに憧れますし、ぜひそれを感じて欲しいと思いますね。
――シーズン2の終わりで、マックと無事に婚約できて、それで得た心強さ、チームへの親近感や一体感もあるのではないでしょうか。
郷田:表現は難しいけど、ウィルという人物は、すごく不器用な人だと思うんですよね。でも仕事をしている仲間は彼の本質を見てくれているので、チームのみんながお互い支え合って、信頼し合っているので、心地いい仲間に恵まれたな、というのは思いますね。このシーズン中にウィルとマックは結婚式を挙げるのですが、その挙げ方が、とても印象的で、リハーサル中に感極まって、練習できなかったんですよ。演出も素晴らしいです。そしてマックがかっこいいんですよ。そういうところでグッときちゃいましたね。これは観ればわかります!
石塚:マックもカッコいいけど、周りの人たちもみんな素敵で、その結婚式に行く過程、結婚式そのものも、「あんな結婚式挙げられたら、すごくいいな!」っていうものになっています。私もリハーサルを観て、うるっときました。この模様は、第4話で描かれますので、お楽しみに!
――ありがとうございます。さて、ドンとスローンの関係性はどうなっていきますか?
神奈:ドンも、マギーとの失敗もあったりしたので、慎重になっているとは思うんですね。それで、スローンとはほど良い距離感を保ちながら、「まあでもお互い好きなんだろうな」という展開になって行き...。ウィルとマック二人の社内恋愛的なこともあるので、あまりそこを大っぴらにしたくない、けど逆に大っぴらにしてしまえ、という駆け引きが面白いです。色々と横槍を入れて来るキーパーソンもいますし。シーズン3は、ニュースナイトの面々に降りかかるピンチの度合が大きいんですね。ですので、ドンとスローンのシーンは、ちょっと息抜きが出来る関係、という感じです。 "ふわっ"とするような時間を僕らの関係がつくっていると思います。
ちふゆ:コメディ担当っておっしゃっていましたよね(笑)。
神奈:ドンは真面目でクールだし仕事にも厳しいので、一見すると嫌な奴になってしまうところもあるのですが、とてもホットだと思うんです。ニュースルームに出てくるキャストって、それぞれがすごくクールなんだけど熱い。というところが魅力的ですよね。ツンデレとは違う、"クールでホット"。スローンのピンチを匿名で救ったりするのは、愛情の表れでもあるし、リスペクトしているということなんですよね。
――ちなみに、マギーへの気持ちはもう無いのでしょうか?
神奈:はい、もうないですね(キッパリ)。マギーはマギーで幸せになって欲しいと思っているし、辛い経験をしたのも知っているので、成長を見守っている、そしてまたリスペクトしている。ということだと思います。
――ありがとうございました。 さて、スローンはいかがでしょうか。
ちふゆ:スローンは、すごく頭が良くて、エコノミストとしても優秀で、IQも高くて...でも恋愛に関しては、下手、という。頭が先走っているのか、気持ちを優先できていないのか...とにかく今まで恋愛で上手くいったためしが無い中で、ドンとは穏やかに付き合えていると思います。なんだけど、いざ現実的に"付き合っている"という話になると、逃げ腰になるというか、スローンが恋愛に対して臆病で、そこだけ高校生みたいな可愛さがあったりしますので、今回のスローンのみどころかなと思います。
――ありがとうございました。少し恋愛関係など、心温まるところについて聞きましたが、シーズン3で、「このシーンは厳しかった」というような、大変なエピソードはありましたか?
郷田:まだ全部録り終えていないので...、どうなるかはお楽しみですが、シーズン3はシーズン1に比べると、手法が違ってきて、ニュースをそれほど扱わないんですよね。シーズン1は毎週のように実際に起こったニュースを扱っていたのですが、2からの流れもあり、ニュースルームそのものがピンチに襲われ、みんながどう解決していくか、という流れで進んで行きます。時事的なことがそれほど出てこない。演じる上で、僕のウィルの場合は、ニュースの場面が少ない。だから実は助かっています。(一同笑)
また、収録時間も比較的に短くなっているんですよ。(シーズン1、2で収録が長かったのは)俺のせいだったんだなと思ってね(笑)。今日なんか、ニュース読むところ一個もないですよ。ひどい時はね、ドンとスローンのシーン裏で、ニュース読んでいる、っていうね。誰も聞いてないだろと、長々と読んでいたんですが、このシーズンではニュースがない(笑)。ニュースから離れたところでいろいろと起きますね。
――現場での楽しいお話、ありがとうございました! 次回、第2回をお楽しみに!
『ニュースルーム 3』
5月9日(土)WOWOWプライムにて放送スタート(全6話)[第1話無料放送]
毎週土曜深夜0:00[二]
毎週水曜 夜11:00[字]
企画/製作総指揮/脚本:アーロン・ソーキン
出演:ジェフ・ダニエルズ(ウィル・マカヴォイ役/声:郷田ほづみ)
エミリー・モーティマー(マッケンジー・マクヘール役/声:石塚理恵)
サム・ウォーターストン(チャーリー・スキナー役/声:清川元夢)
ジョン・ギャラガー・ジュニア(ジム・ハーパー役/声:川中子雅人)
アリソン・ピル(マギー・ジョーダン役/声:冠野智美)
トーマス・サドスキー(ドン・キーファー役/声:神奈延年 )
デヴ・パテル(ニール・サンパット役/声:逢笠恵祐)
オリヴィア・マン(スローン・サビス役/声:ちふゆ)
Photo:『ニュースルーム 3』郷田ほづみ、石塚理恵、神奈延年、ちふゆ
ウィル(ウィリアム)・ダンカン・マカヴォイ[ジェフ・ダニエルズ]
マック(マッケンジー)・マクヘール[エミリー・モーティマー]
ドン(ドナルド)・キーファー[トーマス・サドスキー]
スローン・サビス[オリヴィア・マン]
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