『メンタリスト』のサイモン・ベイカー、次は中年サーファーに!? 映画監督デビュー作『Breath』について語る

『メンタリスト』のパトリック・ジェーン役でおなじみのサイモン・ベイカーが、映画監督デビュー作となる『Breath(原題)』の売り込みのために、5月13日~24日に開催されていたカンヌ映画祭を訪れ、映画監督デビューを果たしたいと思っていたことを明かした。

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サイモン・ベイカーが監督に挑戦する題材は、オーストラリア人作家ティム・ウィントン著の小説「Breath」の映画化作品。『Breath』は、1970年代のオーストラリア西部を舞台に、ベイカー演じる隠遁生活を送っていた中年サーファーと出逢うことによって、さらに命知らずのサーフィンにチャレンジしていく向こう見ずな二人のティーン・サーファーたちを描いているとのこと。

主人公たちと同じような青春時代をおくったベイカーは、原作小説を読んですぐに心に訴えかけるものを感じ、この小説の映画化作品で映画監督デビューを果たしたいと思ったと言う。俳優業から監督業へと移行することについて、ベイカーはハリウッド・レポーター紙のインタビューで次のように語っている。

「僕には支配欲を楽しんでいるようなところがあってね。影響力を持つということが嬉しいんだ。演技する側に居ると、往々にして自分の仕事をした後は他の人にその仕上げを委ねることになる。でも監督になればすべて自分がコントロールできるからね。『メンタリスト』への出演を決めた時はちょうど監督したい方向に向かっている頃だった。『堕ちた弁護士 ~ニック・フォーリン~』に出た後は、もう2度とTVには出るもんかと思っていた。あんな単調な仕事はやっていられないと思ったんだ。でも、『メンタリスト』に出演することにした際には、映画学校に通うつもりで仕事をしようと意識的に考えた。僕たちは151時間分のドラマを作ったんだけど、すべての事を映画製作より速いスピードでこなさなければならなかった。脚本を考え出して、キャスティングしてロケハンして。しかも、常にいろいろな人たちと仕事をしなければならない。僕は、そこから監督術を学ぼうと、できる限り多くのエピソードを監督しようと頑張ったんだよ」

ベイカーは、『Breath』の製作ではプロデューサー役も務めており(本人曰く、プロデューサー業は監督業よりも面白くはないそうだが)、撮影準備に余念の無い毎日をおくっているようである。

サイモン・ベイカーの大ヒット人気ドラマ『メンタリスト』シーズン6は、スーパー!ドラマTVにて、6月24日(水)22:00より日本独占初放送される。(海外ドラマNAVI)

Photo:サイモン・ベイカー
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